ヒトメタニューモウイルス
『ヒトメタニューモウイルス』って、何だか薬用育毛剤みたいな名称ですが、『風邪を起こすウイルスの一つ』で、一番近いウイルスは『RSウイルス』です。
インフルエンザが猛威を振るい、沢井製薬が『タミフル』のジェネリック薬が需要過多で生産が追い付かないからと、供給停止中と発表したかと思えば、今度は『ヒトメタニューモウイルス』が中国で感染拡大しているらしい。
コロナウイルスの感染患者だって、今も報告されるのに、新たに『ヒトメタニューモウイルス』の心配もしなければならないなんて、本当に困ったものだ。
まもなく春節の時期、中国は延べ90億人が移動する大型連休の『春節』だから尚更だ。
人の移動で感染拡大が心配され、日本を訪れる中国人も多いのだから、場合によっては日本でも感染が広がる可能性もあると、警鐘を鳴らしているらしい。
コロナウイルスの時でも、水際対策は殆ど役に立たなかったことを考えると、確実に日本でも『ヒトメタニューモウイルス』は感染拡大するのでしょう。
感染するのは、乳幼児や子どもが中心らしいですが、大人や高齢者にも感染することがあるとのこと。
感染経路は、飛沫感染(咳やくしゃみ)、接触感染(手指や物を介して)とのことですから、予防対策は、インフルエンザと同じですね。
『ヒトメタニューモウイルス』に特効薬やワクチンはありませんから、治療は主に『対症療法』が中心となりますから、普通感冒と同じ治療方法です。
基本的な予防法は、手洗い・席エチケット・換気だそうなので、インフルエンザ対策と同じです。
手洗い:流水と石けんでしっかり手を洗うことが基本です。
咳エチケット:咳やくしゃみをする際はマスクや腕で覆うようにしましょう。
換気:室内の空気を定期的に入れ替えましょう。
家庭内感染を防ぐことが大切となります。
1.感染者がいる場合は、タオルや食器を共有しない。
2.接触後には手洗いを徹底する。
『ヒトメタニューモウイルス』は風邪に似た症状を引き起こし、一般的には軽症で済むことが多いようですが、重症化する場合もあるそうなので、発熱、咳、喉の痛み、軽い倦怠感の症状が続く場合や悪化する場合は、必ず医師に相談してくださいね。
インフルエンザ警報も発令されていますし、仕事での出勤や勤務は仕方が無いにしても、それ以外の不要不急の外出は、可能な限り控えた方がイイみたいですね。
外出する場合には、必ず『マスク』を着用し、自宅に戻ったら、『手洗い』と『うがい』を忘れずに実施し、感染予防しましょう。
また、万一感染してしまった場合は、周りに人たちにうつさないように配慮しましょうね。




