利用率の低い地域循環バスが廃止に・・・
地方自治体が補助金を出して地元のバス会社が運行している地域循環バス、いわゆるコミュニティバスを彼方此方で見かけます。
よく見かける地域循環バスは、大型のバスではなくて小さなバスですが、数名程度しか利用客が乗車していないことが多く、バスによっては運転手以外に誰も乗車していないことも多々あるのですから、こんなに効率が悪くって大丈夫なの?って思っていました。
考えてみれば地域循環バスの運行路線って、民間のバス会社が手を出さないほどに不採算な路線なのだから、地域住民の移動手段を確保するために、市区町村等が費用を負担してバスを委託運行なんですよね。
さらに最近廃止されることとなった地域循環バスの路線って、利用する側からすると凄く不便で使いづらいバスだったと聞きました。
自宅から1キロくらいの距離にあるスーパーマーケットに行くため、地域循環バスを利用してみたことのある近所のご高齢な方が言うには、一方方向だけの循環ルートの路線となっているため、目的地に行くのに帰るのに物凄く大回りして行くことになったりで、歩て行くよりも時間が掛かったりもしたそうで、あまり便利とは思えなかったから地域循環バスの利用はしたくないのだそうです。
JRの山手線のように内回りと外回りの路線があれば、ある程度は解決するみたいですが、そうなれば内回り用バスと外回り用バスとして、別々にバスと運転手が必要になるのだから、一歩方向だけの路線よりは多少便利になったとしても、人財的にも費用的にもやはりムリなのでしょう。
地域循環バスの路線が廃止されると、今後は特定の地域内で市が事前に指定した場所であれば、地域タクシーが利用出来ることになって、地域タクシーの乗車料金を一部補助する方法に変更するのだそうです。
地域タクシーならば指定場所に最短距離で短時間で行けますから、かなり便利になるのでしょうが、地域巡回バスよりもかなり利用料金は高くります。
また、行きも帰りも日時の指定をしてタクシーを事前に予約しておかなければダメとのことですから、こればかりは一長一短なのでしょう。
それでも住んでいる地域に、誰でもが利用可能な公共交通機関が一切無いよりは、絶対に良いのでしょうね。
公共交通機関が不十分だったり、利用するのが不便だったり、そもそも無かったりの地域で暮らす方たちにとっては、自分で自動車を運転して出かけるしかない。
自動車を運転出来なければ彼方此方に都合良く出かけられないし、かなり不便な生活を強いられるのだから、高齢者になって運転が少々危うい状態になっているって周囲の方々が心配に感じていても、そう簡単には自動車運転免許証を返せない返すわけにはいかないのでしょうね。
今後も益々高齢化と過疎化が進む日本、都会とは言えない地方の市町村では、地域住民にとって便利だと思われて、日々利用してもらえるような公共交通機関の在り方について、しっかり考えて改善していかないと、そこの地域には今後住んで貰えなくなりそうなイヤな予感がしてしまうのは私だけなのでしょうか。




