「VHSが観られなくなる」との2025年問題
「VHSが観られなくなる」との2025年問題が、ニュースとなっていました。
かつては栄華を誇った磁気テープたちですが、テープという方式が時代遅れになるとともに、動作可能な再生機器も急速に姿を消しています。
録画再生する機器の守部品の供給やリペアサービスも衰退しており、このペースでいくと磁気テープ記録は2025年ごろに停止する可能性があるとのことです。
もう直ぐ、来年の話なんですよね・・・
我が家にも、色々な磁気テープと録画再生する機器がありましたね。
一番初めとして記憶にあるのは、父が1960年代に、小さなスピーカーが内蔵されているオープンリール式の録音再生機を買って来て、嬉しそうにマイクを接続して音声録音していたことを覚えています。
メーカーに修理に出さず、勝手に分解をしてしまい、直ぐに壊れてしまったみたいですが・・・
その次の機器は、1970年代に8トラックカートリッジテープのステレオ再生専用機で、単体で大きな音が出るアンプを内蔵し、外付けフルレンジスピーカーがセットになっていましたね。
一緒に大量の8トラックカートリッジテープを買って来ていて、休日には浪曲などを流しっぱなしで聴いていましたね。
その次はラジオ付きの、カセットテープレコーダーでしたね。
そしていよいよ1970年代後半には、VHSのビデオデッキの登場です。
ビデオテープのレンタルで、本当に沢山映画を観ましたね~ 週に1本は借りて来て、観ていたように記憶しています。
そんな磁気テープたちですが、オープンリールのテープは機器が壊れたので、再生ができず、たぶん父が機器とともに廃棄したのでしょう。
8トラックカートリッジテープは、古いカートリッジテープから順に、カートリッジの樹脂の一部が劣化してボロボロに崩れ始めたため、諦めて全部廃棄しました。
カセットテープもカラットテープレコーダーの次に買った、ステレオとカセットデッキが壊れたので廃棄しましたね。
カセットデッキの録音再生ヘッドは、テープとの摩擦で摩耗するので、何年も使っていると、ついに録音も再生も出来なくなったので、諦めたのですよ。
時代は既にアナログのレコードからCDになっていましたから、カセットテープにはほとんど録音しなくなったのでいい機会でしたね。音質が違いすぎますから・・・
そしてビデオテープもDVDの時代となり、やはり画質の差からVHSでは物足りなくなり、いつの間にか偶にしか使わなくなり、機器が壊れたタイミングで、やはり大量廃棄しました。
映画をテレビ番組からせっせと録画していましたが、結局何度も観ないので、もったいない大量録画でしたね。
パソコンのフロッピーディスクも、新しい大容量の記録メディアの登場で、消滅してしまいましたね。
デジタルカメラの高画質化で、写真データの1枚すらも記録が出来ない記憶容量なのですから、仕方がありません。
エクセルやワード、パワーポイントだって、画像を添付して作成するようになってからは、凄く大きなファイルになるようになってしまいましたからね~ 平文と罫線とグラフ程度だったころは、フロッピーディスクでも十分保存できたのに・・・
30年ほど前、1メガ程度の記憶容量のフロッピーディスクから、今では1テラ以上も記憶容量があるSSDなんですから、100万倍以上の記憶容量差、本当に時代は目まぐるしく変わりました。
そして家の中からは、磁気テープたちが見当たらなくなったんですね。
たとえ残っていても、再生するための機器が無いのだから、どうにもなりません。
不思議なことに、アナログのレコードは今も数百枚そのまま残っています。
アナログのレコードはオモチャの様なレコードプレーヤーででも、まだまだ再生できるので、残ったのでしょうか?
一時はパソコンで、アナログからデジタルに変換するなんてことも考えましたが、そうまでしてまで、録音や録画した大量の磁気テープを残すことも無かったですね。
古い映画等は、配信で観える時代ですし、ハイビジョンの画面を観なれてしまった今は、低画質のVHSで観ようとは中々思えないですから・・・
家族の古い記録音声や記録画像、大切な思い出なんでしょうが、今は観る気もありませんし・・・たぶん今後も観ることは無いかなって思っています。
気軽に観える写真と違って、ペラペラと写真アルバムをめくるのと違って、色々と準備して構えてじ~っと長い時間座って観るって感じが面倒なので・・・
どうしても家族が古い写真等を観たいのなら、必要ならばフォトフレームに写真データを入れて、スライドショーで流しっぱなしにでもしようかとも考え中です。
他の作品の宣伝です。
この『日常生活よもやま話集』以外にも、『撮影旅行よもやま話集』連載中や『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』完結済みが【小説家になろう】内に投稿してありますので、気が向いたら読んでみてね~




