金型無償保管で勧告
公正取引委員会の勧告状況によると、製造業を中心に中小受託取引における不適正行為が広範囲に発生しているとのことです。
とりわけ目立つのは、発注が途絶えた後も金型や治具を返却せず、下請側に無償で保管させる行為です。
随分昔から『金型無償保管』についての勧告が多く、問題視されているにもかかわらず、令和7年度に公表された勧告のうち、20件以上が金型無償保管に関する違反で、大半を占めているとのことですから、本当に闇は深いですね。
企業は特に上場企業であれは、当然『企業倫理』とか『コンプライアンス』とかで、厳しく法令順守等が求められているはずなのに、不思議でなりません。
他社で勧告された内容について、自社について同様の問題は発生していないかを、内部調査等するのは当たり前のことです。
以前私が勤めていた企業でも、公表された『金型無償保管』について、社長が「1カ月以内に同様のことを行っていないかを、徹底調査し回答せよ」って、号令をかけていました。
そして「もしも取引先に『金型無償保管』をさせているような事案があったら、過去に遡っての保管代金支払いを含めて、しっかり契約を締結するように」って、指示もありましたよ。
『セクハラ』とか『パワハラ』等ハラスメントだと、内部通報制度がある程度機能しているって思っていましたが、取引先としても仕事が欲しいから『金型無償保管』等は昔からの慣例ってこともあったりで、中々言い出せないのでしょう。
でも『企業倫理』や『コンプライアンス』等の法令順守が当たり前となった今の時代、しっかり守れる企業であってもらいたいものです。
自社内では『ホワイト』でも、他社に対してこっそり?堂々と?平気で『ブラック』なことを要請?強制するなんて、やっぱり変、異常なんですよね。
公正取引委員会の勧告等のニュースがあれば、自社は大丈夫?問題ない?って確認し、問題があれば当たり前に是正ができる、そんな真面な企業が増えることを願ってやみません。




