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高画質放送は普及しなかった

 テレビ放送がアナログからデジタル化され、標準画質から1K・2K・4Kへと高画質化してきましたが、視聴者は極端な高画質化には興味が無かったようですね。


 ブラウン管のテレビから液晶のテレビとなったことで、高画質化と大型化だけでなく軽量化などにも対応できるようになりました。


 お陰で壁掛けも可能となり、テレビの設置も凄く楽にな他のですから、テレビでスペースを取られることも減り、狭い部屋が今までよりも凄く広く感じてしまいます。


 テレビ画面が大きくなるにつれ、それなりに高画質も求められたのでしょうが、今もDVDは標準画質のままなのですからね。


 確かに32インチよりも大きなテレビだと、標準画質では画質が荒く感じますが、気にしなければ十分問題無く観られますから・・・


 高画質テレビは付加価値が高いってことで、今までのテレビよりも高額で販売できたわけですから、製造メーカーも販売業者も日本国内で製造していたころは、しっかり潤ったことでしょう。


 でも今は、テレビの製造は殆どが中国ですから、上手くいきません。


 更に4K高画質放送は地上波では放送しておらず、衛星放送のみ。


 4K高画質放送をするためには、更なる設備投資が必要で放送コストが高くなるし、テレビを視聴する視聴者人口も減少の一方ですから、やはり儲からないのでしょう。


 衛星放送も4K高画質放送からの撤退が相次いでいます。


 2027年の放送免許更新時には、BS5社が4K高画質放送から撤退見込みとのことですから、理想と現実に開きがあったってことなんでしょう。


 ま~NHK以外はコマーシャルを流すことで成立している民間放送ですから、スクランブル化しない限りテレビの受信料を集められませんから仕方が無いのでしょう。


 4K高画質放送から撤退することも、きっと民間放送が生き残るための最善な選択なのでしょう。

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