ニュース映像に違和感
先日、独り暮らしの年金生活者の暮らしぶりについて、食料品等の物価高騰で生活が困窮している、日々食べるにも苦労しているってニュースが流れていました。
確かに『米』の小売価格は1年前の約2倍だし、様々な食品が値上げラッシュで、エンゲル係数が凄く高くなってしまったのは事実です。
高齢者等が受け取る年金の方は、手取り金額が物価に連動するような形で、都合よくは多くならないのだから、こればかりは仕方がありません。
でも、老後の全ての生活を年金だけに依存していること自体が、ハッキリ言えば疑問なんですが、就労していた頃って、いったいどのような暮らしを日々していたのでしょうか?って思ってしまいます。
ニュース映像では、取材を受けた独り暮らしの高齢者が、カップ麺にお湯を注ぎ、食べている様子が流れています。
ニュースの絵面的に、何の工夫も無くカップ麺だけを独り寂しく食べている姿が、何となく哀れで哀愁が漂い、貧乏くさく見えるためでしょうか?
冷蔵庫の中も開けて見せますが、生鮮食料品は全く中に入っていませんし、ほぼカラッポな状態です。
お米のごはんは、常温で1年保存が可能なレトルト食品のごはんでしたし、簡単に直ぐ食べられるシリアル食品もよく食べているって話でしたね~
しかしこのニュースに騙されてはいけません。
本当に生活が苦しい、生活を切り詰めているのであれば、カップ麺やレトルト食品のごはんでは、おかしいしとても変なのですよ。
だって、コスト意識が無さ過ぎなんですよ。
アホらしいくらいに凄く残念な言い訳で、調理が出来ない的なストーリーとして誤魔化していましたが・・・
年金暮らしで働きに出ている訳でも無く、ほぼ1日中家の中に居る訳ですよね。
カップ麺では無く袋麺にしたらもっと安くなる、カップ麺と同じ金額を使うのならば、袋麺とトッピングするタマゴやモヤシ等の野菜を買って来ることが出来るって、栄養面でも優れているって少しも考えないのでしょうか。
調理の手間に、それほどの差はありませんよ。
タマゴとモヤシ程度のトッピング程度ならば、調理には包丁やまな板すらも使いませんし・・・
お米のごはんだって、レトルト食品はとても便利ですが、結構割高なんです。
別に炊飯器なんて使わなくても、鍋や土鍋でごはんは炊けますし、100円ショップに売っている110円のレンジ用調理器でもごはん炊けますからね。
無洗米を使えば、お米を研ぐ手間も無くて、凄く簡単ですよ。
まとめて沢山ごはんを炊いておけば、小分けにしてラップに包めば、冷凍保存も出来ますよ。
食パンにしてもですが、プライベートブランドの商品が買えるような地域に住んでいれば、ナショナルブランドの商品よりもかなり安価でお得すよ。
ネギなんて、切った根っこ部分を庭先のプランターにでも植えて、水やりさえしておけば、暫く後にはほぼタダで収穫だって出来るのに・・・
だから物凄い違和感だったんです。
生活費は工夫次第・チョットした手間暇をかけることで、それなりに安価に済ませることが可能となるのです。
オールドメディアの情報発信って、情報がかなり偏っているし、何だか変でおかしいことが多々あるなって思ってしまう今日この頃です。




