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無保険車

 日本全国で大量の自動車が日々公道を走っている訳ですが、驚くことに任意の自動車保険に加入していない無保険車がなんと2割もあるとのことです。


 自分は交通事故なんて絶対に起こさないと身勝手に思っているのか?もの凄くケチなのか?任意の自動車保険の支払い能力すらも無いほどにお金が無いのか?あくまでも任意で加入する自動車保険なので、こればかりは仕方がないのでしょうが、中々に恐ろしい実態です。


 更にもっと驚くことに、公道を走っている自動車のざっと3百数十台に1台は車検切れの状態、自動車賠償責任保険すらも未加入なのだそうです。


 以前に、国土交通省が調査したところ、公道を車検切れで走っている車両が20万台以上存在するとの、2022年の記事も発見しましたよ。


 これって、公道で毎日すれ違っている自動車や、自分の自動車の前後左右を走って自動車の内の何台かは、車検切れ状態の自動車ってことなんですよね、驚きですよ~


 どんなに安全運転を心掛けていたって、交通ルールを守っていたって、相手が交通ルールを守っていなければ、運悪く急に自動車が故障したりすれば、交通事故は発生するのです。


 そして交通事故となった場合は、自分の自動車が停止していない限り、ほぼ過失割合で負担が発生するのですから、なんとも頭が痛い理不尽なルールなんですよね。


 もしも交通事故でケガをさせられてしまった場合、相手が任意保険に加入していなければ、治療費等の補償って上限がわずか120万円なんですよ。


 日常生活にも支障の出るような重い障害が残ったとしても、後遺障害の補償上限は4000万円でしかないのですから、今後はずっと障害を抱えたまま不自由な状態で過ごさなければならないのに、ロクに補償もされない訳ですよ。


 自分や自分の家族が交通事故で被害に遭ってしまったら・・・って考えると、自動車が無保険の状態で良い構わないなんて、全く考えられないですよね。



 先ほど視たネットニュースで、『交通事故で逮捕された犯人が、釈放当日に車を運転して再び交通事故を起こした、運転した車は廃車で車検の有効期限が切れていたうえに自賠責保険も未加入で、検挙を免れようと別の廃車のナンバープレートに付け替えていた、更に無免許運転だった』と、物凄く悪質な非常識な事件が掲載されていましたが、残念なことに加害者の罪の意識が物凄く薄いので呆れたのですよ。


 自動車メーカーで対策が出来るのであれば、今後発売される新車は、車検日を事前にデータ登録しておき、車検切れ日になったら「この車は車検切れです、運転しないでください」って、大きな音量での音声案内が延々と流れる仕様にでもしてもらいたいですね。

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