デジタルタトゥー
再び発生した回転ずしチェーンの迷惑行為動画の投稿、ダメだって判っているのに何故動画投稿を行うんでしょうか?
今のデジタル時代では、犯罪や迷惑行為等様々な過去の行為記録がネットの中に永久的に残ってしまいます。
特に自ら発信したSNSの動画等の投稿が、反社会的な行為だったりすると、本人が全く知らないうちに赤の他人によって勝手に拡散され、身元や顔写真等が晒されてしまうケースも多々ある、凄く恐ろしい現実なのです。
チョットしたおふざけ気分で行った過去の迷惑な行為が、ず~っとネットの中に残り続け、氏名等を検索することで、何年経っても色々と発覚してしまうのです。
そうなると進学や就職、結婚等々様々な人生の大きなイベントがあるたびに、過去の迷惑な行為が表面に出て来る可能性があるのです。
例えば就職の場合、採用する側としては過去に迷惑行為をしているかどうかのチェックをする可能性がありますよね。
結婚をする場合にも、興信所等を利用して相手とその家族についての素性や素行調査を、親兄弟が行う可能性があるかもしれません。
子どもの友だち選びだって、もしかすると親御さんの素行等が心配になり、名前をネット検索する可能性も・・・
そう考えると、誰でも何時でも簡単に情報発信が出来るからと言って、他人に迷惑をかけるような情報、社会を不安にさせるような情報を発信・拡散するのはダメだってことです。
閉じられた仲間たちだけの情報交換や公開って思っていても、情報はいとも簡単に他に洩れるものなのです。
仲間同士でのおふざけは楽しいものですが、その情報発信行為が反社会的な迷惑行為・犯罪行為になっていないかを、投稿する前に今一度冷静になって考えて貰いたいなって思ってしまいます。
場合によっては、情報発信した本人だけでなく、家族や親族一同もが路頭に迷うことになるのですからね。
子どものしたことだから・・・って話は通用しませんよ。
ネットの世界には成人と未成年の区別は一切ありませんし、後悔してもしきれない記録データとして、一生残り続けるのです。
また、犯罪としての法的な処分よりも、周囲の人々による社会的な制裁の方がきっと物凄く重いし、とても恐ろしいものなのですよ。
ネットではハンドルネーム等で投稿することが多いため、本人はついつい匿名のつもりでいるようですが、実際には匿名では無く誰が投稿したか発信したかが、プロバイダー等を調べれば簡単に判明してしまいますから、悪意のある書き込み、誹謗中傷についても絶対に行わないようにしましょうね。




