抗生薬が無い
前話で、父親が白内障の手術をした旨を書きましたが、処方される薬でかなり困った問題が発生しているようで、薬の入手に少し苦労をした話です。
調剤薬局に処方箋を持って行き、抗生薬の飲み薬セファレキシンカプセルの『ケフレックスカプセル250mg』を4日分調剤して頂いたわけです。
しかし、今回実施した左眼用の抗生薬について、「今回は抗生薬を近隣の調剤薬局にお願いをして、何とか譲ってもらい、ギリギリ調剤出来たのですが、次回の右眼用の抗生薬が手に入らない可能性がある、卸に電話したが来週の納品はムリって言われてしまった」と、薬剤師さんが申しておりました。
抗生薬・抗生剤は、昔は抗生物質って言われていた薬ですね。
有名な名前だと、100年ほど前にアオカビから発見された、『ペニシリン』があり、80年ほど前に感染症の治療薬として利用されるようになりました。
薬剤師さんの話では、ジェネリック薬では無いはずの『ケフレックスカプセル250mg』と言う抗生薬が手に入らない理由として、何でも「ジェネリック薬が不足しているため、その影響を受けている」とのことでした。
ネットでぐぐってみたら、
抗菌薬不足の発端は、原材料をつくる中国メーカーの工場の稼働停止。
排水処理に問題があるとして、中国当局の指導で操業できなくなった。
日本で流通する抗菌薬は日医工などのジェネリック薬(後発薬)メーカーが製造しているが、その原材料となる化学合成物質は中国から調達している。
と出てきました。
なんと中国のメーカーに、ズブズブに原材料を依存していたんですね。
厚生労働省は国民の命と医療、健康について、本気で考えて医療行政をしているのか、本当に疑わしくなります。
ジェネリック薬メーカーも、国が薬価を下げ過ぎたために、原材料を国内調達では採算が合わず、公害等を無視して製造しているため安価に原材料を製造出来ていた中国メーカーに、もしかして完全依存なのでしょうか、危機管理意識が全く無いような気がしてなりません。
早急に、薬価の再評価と、国内での原材料調達を実施すべきなのでしょうが、利害関係がある以上、中々進まないのでしょうね~
採算が見込めない現状の状況では、多額の設備投資は絶対に出来ないですから。
また、ジェネリック薬の品質問題もありましたので、抗生薬不足はまだ当分の間は続くのだと、覚悟しておいた方が良いのかも知れませんね。
なお、2回目の白内障手術後の翌日検査で受診し、右目の視力検査を実施したところ、術前は0.1だったのが、術後は0.7まで視えるようになったとのこと。
白内障手術って、ホント凄いですね~
目薬が4種類処方されたのですが、目薬のキャップが1種類だけ違っていて、大きなキャップを開けて溶かして目薬を準備し、眼に注すときは大きなキャップの上についている小さなキャップを開けて注すのですが、誤って大きなキャップを開けてしまい、8割以上こぼれてしまい、慌てました。
翌日の診療時に、理由を話して再処方して頂き、調剤薬局にも理由を話して、大きなキャップが外れないようにセロハンテープをクルクル巻いてもらいました。
たぶん同じようなトラブル、多発していると思いましたので、「2つキャップの目薬を投薬するときには、注意喚起ではなく、最初からセロテープを巻いた方が良い」と伝えましたよ。
追伸
現代ファンタジー的なSF小説、全9話を毎日6時10分に9日間連続アップ中、本日ラストです。
小説のタイトルは『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』ですよ~




