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夏の山岳遭難が過去最多

 2025年の7月8月の2カ月間に発生した山岳遭難が、残念ながら過去最多だったそうです。


 発表によれば昨年同期比148件増の808件で、富士山、立山、北アルプス穂高連峰が多いのだそうです。


 山岳遭難の原因は、転倒や道迷いが多いとのこと。


 山岳遭難の集計方法等が判りませんから、実際にはもっともっと多い可能性はありますし、きっと届け出がされないケースも多々あったと想像しています。


 団体行動の登山ツアーや山岳トレッキング・ハイキングで出かけると、結構な頻度で転倒等をしてケガをされる方が居ましたからね。


 ガイドさんやツアーの添乗員さんがケガした人の荷物を持ったりしている姿、よく見かける光景でしたからね~


 特に残念なのは、今回発表された808件で、山岳遭難者全体の7割は登山届を事前に出していなかったことです。


 不十分な装備で無理な計画を立てる登山者も多いといい、モラルの低さがうかがえてなりません。


 今は携帯電話やスマートフォンが普及しているので、その場でいとも簡単に「助けて」とSOSが出来てしまうことも、発生件数増加過去最多の一因なのでしょう。


 登山やトレッキング・ハイキングがブームなようで、体力の無い高齢者が多く参加していることも、要因だと思います。


 日頃街中を歩いている状況とは全く違い、標高が高くなれば空気は薄いし、足元も不整地ばかり、簡単に引き返すことも不可能なのですから、無理は禁物なのです。


 それぞれの体力や経験に見合った山を選択し、十分な装備をしたうえで登るように心がけて頂きたいものですね。

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