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白内障の手術

 父親の白内障手術のため、初夏に病院まで付き添いで同行した時のお話です。

 白内障は高齢になると、眼の水晶体が白く濁ってしまい、視界が霞んでしまったり、見えにくくなったりする病気なのだそうです。


 簡単なイメージで伝えるのならば、真っ白な紙が、白ではなくて薄っすらセピア色っぽく見えたり、視える景色が、霧の中に居るように見えてしまうのだそうですよ。


 良く見えない状況だと、不便なのでしょうが、父親が老眼だからと勝手解釈しているものだから、こちらも中々気が付きませんでした。


 たまたま心不全で、ステントとペースメーカーを入れる手術のために入院したため、症状と検査で白内障が発覚し、白内障の手術となった訳です。


 白内障の手術は、混濁した水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する手術を行うのが一般的なのだそうです。


 健康保険(後期高齢者医療制度)の保険適用対象となる眼内レンズは、遠くでピントが合うタイプと近くでピントが合うタイプの2種類があるのだそうで、患者の希望で選択出来るとのことでした。


 父親に希望を聴くと、元々が老眼で老眼鏡や虫眼鏡を使っているので、今までと見え方が同じような、遠くでピントが合うタイプが好いとのことでしたね。


 白内障の手術をすることは決めましたが、病院の白内障手術の予定が3カ月先まで空きがないと言われ、仕方なくそれでお願いし、手術がやっと出来たのが初夏だった訳です。


 寿命が延びたことで、白内障の症状で生活に不自由が出る人も増えたのでしょうか?


 高齢者が増えたことが原因でしょうか?


 どちらにしても、緊急を要するような手術じゃなくて良かったですよ・・・


 1週間後にはもう一度、反対側の眼も手術です。


 一度で両眼は出来ない、片眼だけなら、入院せずに手術日にそのまま歩いて帰れますものね。



 手術前の視力検査では0.03だったのが、1週間後の視力検査では何と0.5まで視えるようになったのだとか。


 老い先短いとはいえ、眼が良く視えるのは、生活が多少は豊かになって、好いことでしょう。



 私のように写真を写すことを趣味としている人にとっては、白内障って非常に困りますよね。


 白色がセピア色になったりで、白色とハッキリ判らないなど、色彩がはっきりとしないことが特に問題です。

 色々と『眼』について考える機会となった、白内障手術の付き添い同行でした。



追伸


 現代ファンタジー的なSF小説、全9話を11月29日から12月7日まで、毎日6時10分に9日間連続アップ中です。


 小説のタイトルは『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』ですよ~

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