淘汰の大波
中国の電気自動車製造メーカーは、10年前に約400社もあったそうです。
超乱立ですね。
それが生産過剰による安売り合戦となり、全く売れず不良在庫の山、今では40社ほどが残るだけ、10分の1にまで激減です。
意外と簡単に製造出来てしまう電気自動車は、儲かると妄信した勘違いした輩が多かったわけですが、現実は甘くなかった。
値引き販売による不採算は判っていても、生き残りを優先しての廉価販売、淘汰されずに残りさえすれば、全ての市場が手に入るって考えなんでしょうかね~
台風手形的な長期手形で支払い期日を伸ばし、従業員の給料も未払い、殆どの電気自動車製造メーカーが真面な会社じゃありません。
下請け部品メーカーに対しての上辺だけトヨタ生産方式を真似たコストカット、ただのごり押しの値下げ要請ですから、部品メーカーは採算なんて合いませんよ。
耐久性や安全性も二の次三の次の部品選定、数年後が恐ろしいですよね・・・
5~6年後の近い将来には、5~7社残るだけだと予想されています。
そうなると倒産等した電気自動車製造メーカーの電気自動車、故障や破損しても部品交換すら出来ず、維持管理のためのメンテナンスも真面にはたぶん出来ないので、大量の産業廃棄物となるのです。
今でも既に彼方此方に、大量の電気自動車が放置されているそうですから、少し前の自転車や二輪車と同じ、全く学習出来ていないのですよね。
これが中国国内だけで済む話ならば、さほど気にせずに済むのですが、大量に世界中に輸出しているのですから、世界中を巻き込んだ大問題となるのです。
安かろう悪かろうの信頼出来かねる電気自動車を、安いって理由だけで買ってしまう国々の浅はかさも呆れるレベルです。
何かあっても保証・補償・保障も定かでないのに・・・
超安価な中国製品は、買った最初から故障、買ってすぐ故障が当たり前、それを数百万円もする電気自動車等で体験はしたくないものです。
日本では殆ど売れていないようで何よりですが、自動車専門雑誌等メディアの称賛に騙されて?称賛を信じて?買ったユーザーもいるのでしようが、高い買い物になっていないことを願うだけですね。




