クラシェニンニコフ火山が噴火
ロシア極東のカムチャツカ半島にあるクラシェニンニコフ火山が、およそ600年ぶりに噴火しました。
噴煙が約6000mにまで達する噴火で、2025年7月30日の朝にカムチャッカ半島沖発生した、マグネチュード8.8とされる巨大地震との関連が指摘されています。
地震当日には、カムチャツカ半島にあるクリュチェフスカヤ火山が噴火していますから、地震による地殻変動で地殻が裂けてマグマが上昇したのでしょうか。
千島列島の東海岸からカムチャツカ半島辺りは、北アメリカプレートと太平洋プレートの間の大きな逆断層があるそうです。
2つのプレートがぶつかる収束型境界で、千島海溝沈み込み帯になっていて、巨大地震が発生しし易いポイントとのことです。
日本のプレート境界での地震発生メカニズムと、ほぼ同じですね。
マグネチュード8.8の地震が本震とは限りませんが、当分の間は余震が続くでしょうし、近隣にある他の火山にも噴火の可能性がある訳です。
日本の地下や周囲にあるプレートが刺激を受けて、地震発生とならないことを願いたいものですが、こればかりは誰にも判りませんから、警戒を厳にする以外は無いのでしょう。
九州南部では桜島や新燃岳が今も噴火している状態ですし、2025年8月2日にはインドネシアのレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。
地球の表面以外はマグマ状になっていて、地殻変動は常にしているものだと、プレートの境界が限界を迎えれば地震となることは一応頭で理解しています。
でも、人の一生と地球の一生の時間的単位の差は大き過ぎて、まだまだ人が知らない理解していないことの方がきっと多いのでしょう。
文字等として歴史を人が残しているのは僅か数千年、地球には数十億年の歴史があるのですから・・・
地球が活動中である以上、常に地震は発生するし、火山の噴火もある、そうなれば津波も押し寄せる。
何とか地震や火山噴火の予知をしようと、予兆を観測しようと、様々な計測機器を設置したりしていますが、中々都合よくは行かないもので、今も予知等は出来ていません。
地震や津波が発生した場合の危険な場所は、先祖が残した歴史や知識、科学が教えてくれるのですから、事前に対策出来ることは可能な限り対処し、少しでも安全な暮らしをしたい求めたいものです。
2025年8月4日、群馬県草津町の白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から、2(火口周辺規制)に引き上げたとのことです。
火口からおおむね1キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけているそうなので、観光として訪れる方はご注意くださいネ。




