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日産 新型マイクラは電気自動車

 日産のマイクラは、かつてフランスで生産しヨーロッパで売られていたコンパクトカーです。


 元をたどればマーチなんですが、ルノーとの協業であるため、独自の車種となったんですね。


 かつては日本国内でマーチを生産していましたが、4代目から海外生産のみとなりました。


 でもマーチは残念ながら、軽自動車のトールワゴンとの競合?し、販売不振で日本での販売は終了となりました。


 トヨタのヴィッツ現ヤリスは、今もしっかり売れているのですから、軽自動車のトールワゴンとの競合は、言い訳にもならないでしようね。


 その後フランスで生産し、ヨーロッパを主なターゲットとしていた5代目も、2023年には販売を終了したのです。


 そして今回、新型のマイクラは電気自動車として復活、2025年7月から注文を受け始めたのですが、日本での販売予定は今のところ無いとのことです。


 新型マイクラのベースが、2024年に発売された電気自動車のルノー5らしいですから、やはりフランスで生産し、日本では生産も出来そうに無いですね。


 更に新型のマイクラは電気自動車オンリーなので、日本円換算で約480万円からと物凄く高いのです。


 デザイン的には売れそうな雰囲気なのですが、ガソリン車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等が無いのが、私としては残念でなりません。


 トヨタがチェコで生産しヨーロッパで販売している、Aセグメントのアイゴクロスは、ガソリン車とハイブリッド車ですが、日本円換算で約200万円からなのですから、新型マイクラの半額以下で買えてしまいますからね。


 ステランティスもマイクラと同じBセグメントのエントリーカーとして、ジープ・アベンジャーをポーランドで生産していますが、こちらは電気自動車とプラグインハイブリッド車の両方を揃えています。 ※日本向けは電気自動車のみとのこと。


 AセグメントやBセグメントのコンパクトカーは、エントリーカーでもあるのですから、入門車としてそれなりに廉価であるべきなんでしょうが、そう考えると電気自動車となった新型マイクラは、どう考えても値段が高過ぎなんですよ。


 ここにもやはり、日産とルノーの迷走があるのでしょう。


 電気自動車は、中国系のメーカーが過剰設備での過剰生産から、生き残りを賭けて採算度外視の安売り攻勢を仕掛けていますので、潰し合いに巻き込まれるだけです。


 技術の日産って、かつては言われていたのですから、あまり電気自動車だけに固執することなく、市場が本当に求める買ってもらえる車を、是非とも造って販売頂きたいものです。


 10年後20年後、日産が淘汰され消滅とか、中国メーカーの傘下や下請けになっていないことを願う次第です。

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