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国道の陥没・空洞10年間で1100件超

 日本全国の国道で、2015年度~2024年度の10年間に見つかった陥没・空洞は、計1100件超にも上るのだそうです。


 国道だけの件数ですが、驚きの件数ですね。


 もしも県道や市町村道を含めたら、いったい何件になるのでしょう?


 国道とは管轄が違うので、全国の道路の陥没・空洞を纏めた資料がありませんので、判りませんが物凄い件数になることだけは、間違いないのでしょうね。


 国道の陥没・空洞についても、因別資料が発表されていませんでしたが、新聞社が情報公開請求を行い、情報収集して分析したのだそうですよ。


 本来ならば、このような統計資料用の分析や情報開示は、国土交通省等の仕事でしょうにね~肝心なところの仕事をしてませんね。


 因別では、埋設管の腐食・破損や接合部の劣化により周囲の土砂が管に流れ込み、地下に空洞が生じる「吸い込み」が509件(44%)と一番多いとのこと。


 次に多いのが、残念なことに「施工不良」で259件(22%)です。


 木の根の腐食、周辺の斜面の崩壊、地震や台風なども合計で276件(24%)あり、これらの原因だけで90%を占めるのだそうです。


 国として道路下の陥没・空洞の実態を十分つかめていない現状は、非常に残念であるとともに、トラブルに対して的確な対策が出来ていない可能性か高いってことなのですから、困ったものです。


 今後、高度成長期に造られたインフラの老朽化が、重大な問題となってきます。


 人災だと言われないように、しっかり予算計上して、転ばぬ先の杖となるよう対策に努力願いたいものです。

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