中国がまた巨大ダム着工
中国の西部・チベット自治区で、ヤルツァンポ川下流水力発電プロジェクトとの名称で、世界最大の水力発電プロジェクトの着工式が行われたそうです。
ヤルツァンポ川は、チベットからインド領へ流れて、名称がブラマプトラ川と呼ばれ、バングラデシュを経て、ベンガル湾へそそぐ川なのですから、中国のダム建設をインドとバングラデシュは反対しています。
国家間をまたいで流れる川なのですから、本来なら下流にある国の理解を求めるものなんでしょうが、大きな影響は無いと無視しているようですね。
実際の話、中国が建設した多数のダムでは、ダムの貯水と放水が上手くコントロールが出来ておらず、予告なしの急な放流で下流の街が度々洪水被害にあっているのですから、下流にある他国としては信用できるわけがないのです。
おまけに下流側が必要な時に水が流れて来なかったり、その逆に必要ない時に大量の水が流れて来るとしたら、たまったものではありませんよね。
過剰生産で余りに余っている鉄鋼やコンクリートを消費させるため、過剰設備をフル稼働させることやダンプカー等で物資を大量輸送することで、住宅バブルなど様々なバブルが弾けてしまい、低迷している中国国内の様々な産業を活性化させることが出来ると踏んでいるのでしょうか?
でも今回の巨大ダムプロジェクト、下手をすると地域紛争の元凶となりそうな予感がしてしまうのは、私だけなのでしょうか。




