水泳の授業が変わっていくようだ
子どもの頃は学校のプールでの水泳授業や、夏休みのプール利用日を楽しみにしていたものですが、今は学校内にプールすら無いところも多々あるらしい。
確かにプールの維持管理は大変だし、施設である以上は老朽化もするし、設備の故障等トラブルもある。
プールが老朽化していても、設備予算が付かなければ簡単には更新も修理すらも出来ない。
水道の費用だって多額でしょうし、水を停め忘れれたりすれば水道が無駄に使われた、高額の水道代が~とニュースになったりして、彼方此方から責められる。
学校のプールを全て学校の先生たちが日常的に管理しているのであれば、負担も大きいだろうし、目が届かないことも、うっかりミスもあるでしょう。
学校の先生は、泳ぎの専門家でもなければ、ライフセイバー的な活動経験もないだろうし、泳ぎが苦手な方だっていることでしょうし、プール設備や水質管理の専門家でもないのに、何か事故やトラブル等があれば、仕方がないで済まされないところも悩みの種でしょう。
そこで、屋内温水プールのある民間のスポーツ施設を、水泳の授業で利用する学校が近年増えているらしい。
確かに泳ぎ専門のインストラクターが常駐している民間のスポーツ施設ならば、泳ぎだけでなく水難事故対策や救命指導も含めた、総合的で的確な水泳等の指導が可能なのでしょう。
プールが室内の施設ならば確実に温水プールでしょうから、1年を通してプールが利用可能となりますので、屋外のプールしかない夏しかプールが利用できない学校よりも、かなり利用効率が良いですよね。
温水プールである以上、温水を維持するコストはかなり高額なのでしょうが、利用人数が今までよりも格段に多くなれば、一人当たりのコストは下がりますものね。
学校はプール設備を無くせるし先生の負担も減る、民間のスポーツ施設はプールの利用率のアップや確実な利用収入が見込めるのだから、利害が一致さえすれば、お互いウインウインの関係となることでしょう。
ただ、学校から外に出て民間のスポーツ施設まで通うことになれば、校外学習となり移動時間等もあるのだから1時間の水泳授業では対応できないので、今までとは違った方針で水泳授業を考える必要が出て来ます。
場合によっては、プールでの水泳授業回数や時間が大幅に減ったりするのでしょうから、本来の目的である水難事故対策に特化した指導をする授業が中心となり、プールで泳いで遊ぶ的な楽しい水泳授業は減っていくのかも知れませんね。




