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富士山が山開き

 今年も富士山が山開きし、富士山の登山シーズンがいよいよ始まりました。


 私自身は富士山は麓から見上げるもの、遠くから眺めるものと思っていますので、何度か五合目の駐車場辺りまで行っただけで、実は富士山の頂上まで登ったことは1度もありません。


 大量の富士山を写した風景写真をいくつもの投稿サイトにアップしているのに、不思議に思われるかもしれませんが、富士山から風景を写すのでは無く、富士山が入った綺麗な風景を写すことの方が好みなのですから、こればかりは仕方が無いのですよ。


 今年は入山料も2000円から4000円に値上がりし、入山ゲートでは「富士山レンジャー」の皆さんが、登山者に対する安全指導を厳しく行っているとのことですから、無謀な登山者は減って行くことでしょう。


 残念ながら事故やトラブルを起こす困った方は、それでもゼロにはならないのですよ。


 入山ゲートを通過してから装備不足を後悔するより、しっかりした装備で無いと事前にダメ出しで通行を認められない方が絶対に安全ですから、仕方が無いって思って頂けたら事故やトラブルも減るし、ヘリでの捜索や救助も減って、貴重な税金を使わずに済むことでしょう。


 富士山は登山であって、簡単に行ける観光では無いのですから、凄くリスクがあるのです。


 富士山は五合目から頂上まで、薄い空気の中、寒い中、足場の悪い登山道を7~8時間をかけて歩いて登り、再び歩いて降りてくるのですから、それなりの事前準備と覚悟が必要なんですよ。


 日頃からしっかりとトレーニングをしていても、空気が薄いので3000mを超えると高山病になってしまうこともあるし、足場の悪い登山道を疲労困憊で歩くのですから、転倒したり挫いたりのケガをすることだってあるのです。


 斜面を滑落すれば最悪の場合、死亡事故になることだってあるのですからね。


 そのための様々な装備・準備を疎かにする方には、富士山のような標高の高い山には登山して欲しくないと思いますよ。


 登山をする以上は安全第一が絶対条件ですし、周りの方にも迷惑をかけたく無いですからね。


 観光として山に行きたい方は、自動車道を走って頂上付近まで行ける山や、ロープウェイやリフト等で頂上付近まで行ける山、ハイキングのレベルで行ける安全な山で妥協すべきでしょう。


 私は気軽に安全に行ける山や観光地等で妥協しつつ、綺麗な風景写真を写しに行っていますよ。

『撮影旅行よもやま話集』には、富士山の風景写真を始め、日本中の様々な場所で写した風景写真が、旅行記とともに掲載してありますので、気が向いたらご覧ください。

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