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ディープリサイクル

 廃棄物をただのゴミと見なす時代は終わり、今では資源として活用する技術が注目されています。


 その一例が、焼却炉や汚泥の焼却灰等からの貴金属回収になります。


 有名な話だと、諏訪湖では焼却灰から金を回収した売却益で、下水処理場の維持管理費用の一部を賄っているってのがありましたね。


 金が多く回収可能な理由として、諏訪湖周辺には精密機械の工場が多く、金めっきを含む排水が多いことらしいですが、日本全国何処でもそれなりに貴金属や再利用可能な金属が回収出来るのだそうです。


 燃やせないゴミや焼却灰は埋め立て処分ですが、埋め立て処分する前にひと手間かければ、ゴミの一部が資源として回収できる。


 それがディープリサイクルなのだそうです。



 埋め立て処分場にも限りがあり、そのうち処分場が足りなくなるのですから、ゴミを少しでも減らす、様々なリサイクルの技術で可能な限り再活用・再利用しないとダメなんですね。


 ロンドン条約により、海洋投棄も原則禁止なのだそうですから、あまり猶予はなさそうです。



 海外では最後の楽園なんて言われているリゾート地が、ゴミで溢れ無残な姿になって、観光客も訪れなくなってしまい、経済破綻状態だなんて話を聞いたことがあります。


 ペットボトル一つをとっても、真面目にリサイクルしているのは日本だけ。


 世界はゴミで溢れている。


 残念なことですが、日本だって人目に付かない場所を調査をすれば、彼方此方至る所にゴミがこっそり大量に不法投棄されている。


 今一度、日本自慢の「もったいない」精神を世界中に認識・浸透させて、ディープリサイクルでもサーマルリサイクルでもリユースでもアップサイクルでも何でもいので、正しくゴミを処理や処分をして、貴重な自然環境をこれ以上破壊しないように、破壊させないように努めて行きたいものです。

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