報復死球
日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグでは、野球・死球の文化が全く違うらしい。
報復死球とは、試合における暗黙の了解を破ったことに対する報復として、故意に死球を与えることなのだとか。
『ぶつけろ』というサインが出るらしいから、中々面倒で嫌な文化ですね。
「野球の不文律」といった暗黙の了解が守れなかったときに、報復死球となるらしい。
・投手に厳しい内角責めをする
・主軸打者に執拗以上の内角責め、死球
・大量点差でリードしているチームが盗塁を仕掛ける
・ホームランを打った時の過度なリアクション
・相手チームに対する侮辱行為 等々が暗黙の了解らしいです。
6/20現在での状況ですから、試合数は違いますが、今年のプロ野球とメジャーリーグの死球数を与死球数の多い上位20投手で比較すると、メジャーリーグの方が与死球数が2倍以上も多い。
プロ野球の最多与死球数投手が6回、メジャーリーグの最多与死球数投手が10回です。
投手の技術的な差や試合球の差では無いと思いたいですから、これって、わざとぶつける報復死球が原因なのでは?って思えてしまいます。
死球って当たり所が悪いと、ケガで選手生命の危機、当たり所が悪いと死亡もあるのだから、文化としての報復死球ならば、もう止めて欲しいものです。
もしも指示で報復死球をしたとして、故意にぶつけたことにより、相手の選手生命を奪ったならば、故意でぶつけた投手のメンタルって大丈夫?って思えてしまいますよ。
どうしても報復死球をしたいのであれば、通常の半分程度のスピードのスローボールでぶつけるくらいの考えや余裕が必要だと思います。
80キロくらいのスピードならば、バッターも避けることも容易いでしょうからね。
もしぶつけられたとしても、衝突エネルギーは160キロと比較して4分の1ですので、大したケガとはならずに済むはずですから・・・




