リサイクルが出来ない紙
紙ゴミのリサイクルって、大切ですが、中々大変でもありますよね。
間違った分別によって、リサイクル出来なくなる可能性もあるのだそうです。
高齢の父親が、ボケ防止込みでシュレッダーダストみたいになるように、チョキチョキと色々な紙を切って処理している姿を見て、「あ~リサイクルの禁忌紙まで一緒に切って入れちゃってる・・・」と思ったのですよ。
日常的に特に多くお目にかかる紙での『リサイクル出来ない紙』について、少し書いてみましょうか。
案外間違ったままで、気が付いていなかったりするものですよ。
『感熱紙』は、レシートや宅配品の宛名紙として使われている紙ですが、少しでもリサイクルする紙の中に混入すると、感熱紙に塗布されている薬品で黒いポツポツが出てしまい、綺麗な再生紙にならないのだそうです。
『複写用紙(カーボン紙・ノーカーボン紙)』は、 宅配便の複写伝票などに使われていますが、インクの除去が困難なのだそうです。
『圧着式のはがき』は、ダイレクトメール等で届くハガキですが、圧着ハガキの糊部分やシールが機械に付着し、機械が故障する原因になるのだそうです。
『印画紙の写真』や『インクジェット写真用紙』は、全くリサイクルに向かない耐水性の紙であるとともに、インクの除去も困難なのだそうです。
『半紙』や『和紙』は、一般的な紙(いわゆる洋紙)とは主原料が違うため、混ぜてリサイクルできないのだそうです。
ゴミを護美とするためには、『リサイクル出来ない紙』を正しく分別して、燃えるゴミとして処分しなければならないとのことです。
ま~適当でイイかはダメなので、リサイクル品として出す紙ゴミを分別するときには、今一度、正しく分別されているか、ご確認くださいね。
以前テレビ番組で、紙ではない新素材の名刺を自慢気に紹介していましたが、名刺を受け取った一般の方々は、多分分別などせずに紙と一緒に処理してしまうので、あまり意味ないだろうな~って、逆にリサイクルの過程で迷惑になってしまう可能性もあるのではって、感じたことがあります。
何はともあれ、正しいリサイクルをすることが、最終的に様々なコスト削減や環境保護に繋がるのだそうですよ。