道端に咲く黄色い花は『特定外来種』だった
花が綺麗だからと言っても、良いことばかりではないのです。
初夏にウォーキングをしていると、彼方此方に黄色い花が目立つのです。
場所によっては、道の脇一面に黄色い花が咲き誇っていました。
何て名前の花なのだろうかと、インターネットで『黄色い花 5月 6月』って入力して検索、花の画像を表示させてみました。
すると道端に咲いていた花に該当する、黄色い花がありました。
ネット情報では『オオキンケイギク』とのこと。
『オオキンケイギク』もし気になったら、ググって見てくださいネ!
とある市役所のホームページでは、
「お近くに黄色の花が咲いていませんか?特定外来生物『オオキンケイギク』をみんなで駆除しよう!」なんて書いてあります。
この黄色い花の情報を、写した写真が無いため、画像はここには載せられないので、少し文章を加工して要約をすると・・・
特定外来生物『オオキンケイギク』
5~7月頃、道端や河原、線路際などで、コスモスやレモンマリーゴールドに似た黄色い花が咲いているのを見かけることがあります。
この植物は『オオキンケイギク』という北米原産の多年草です。
オオキンケイギクはきれいな花を咲かせ、強く育つことから『ワイルドフラワー』として、かつて鑑賞用や道路・堤防の緑化に利用されました。
その一部が野生化し定着。現在は国内各地の道端や河原、線路際や海岸などに生育しています。
オオキンケイギクは繁殖力が非常に強く、定着した場所で在来の植物を衰退させるなどの問題が起きています。
そのため日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがあるものとして、平成18年(2006年)に外来生物法により『特定外来生物』に指定されました。
《オオキンケイギクを見つけたら(駆除の方法)》
オオキンケイギクは多年草のため、根から抜き取るのが効果的な駆除方法です。
根から抜き取ったのち、種の飛散による拡大を防ぐため、袋などに密封して燃えるごみとして処分してください。
花が咲き見つけやすく、種ができる前の5~6月頃の駆除が効果的です。
なんてことが、要約すると書いてありましたよ~
群生で咲く、中々綺麗な花だったのに、『特定外来生物』で駆除対象とは、残念なことですが、植生を乱してしまうのならば、仕方が無いですね。
満開に咲くオオキンケイギクを、市役所からの依頼とかで、造園業者さんがエンジン草刈り機で、刈り取り作業をしていました。
でもオオキンケイギクは多年草なのですから、根から抜き取っていないし、除草剤も撒いていなかったので、来年も絶対に黄色い花がいっぱい咲くんだろうな~と思いましたよ。
このオオキンケイギク以外にも、ブタナ(別名タンポポモドキ)と思われる花も、群生して咲いている所がありましたね~ こっちの花は、食べられるみたいです。
秋になると、今度は要注意外来生物・生態系被害防止外来種の『セイタカアワダチソウ』が群生で咲くのだから、日本の自然・生態系は本当にメチャメチャになってしまいましたね。