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お米の価格は下がるのか?

 「三菱総研の試算」とのことで小泉進次郎農水大臣がが、「5キロ4000円の状態が半年続くと家計に対して1兆4000億円の支出増を強いることになり、結果それは食料品にかかる消費税率が8%から12.4%にあがるのと同等の影響があると。私はこの試算は非常に重いと思う」と衆院農林水産委員会で発言されたそうです。


 2025年4月度の小売物価統計調査による価格推移では、お米5キロの平均価格が4543円とのことでしたから、4000円より更に1割以上も価格が高いのだから中々深刻です。


 この支出増分の殆どは、残念なことにお米の生産農家では無くて、お米の流通過程で誰かが今までよりも、より多く受け取って利益を出している訳なのですよね。


 合理化や改善等の経営努力をして利益が増えるのであれば納得も出来るのでしょうが、今回のお米のような価格の吊り上げで、より多くの利益を得ていると判ると、何だかイヤな気分になります。


 お米は2023年と2024年の不作により、供給不足状態となっているのに、国の農政が何の対策もしてこなかったのだから・・・そして2025年だって供給不足となる可能性が十分ある。


 需要と供給のバランスでモノの価格は決まるのだから、供給よりも需要が増えれば価格が高くても売れる、お米だって同じことですよね。


 商売とはそんなものなのでしょうが、日本中が今も大混乱しているのだから、大元の原因は国の農政の大失策であることは理解しているが、生き馬の目を抜くがごとし行いは、ご遠慮願いたかった。


 実際にはそんなつもりなど無かったのかも知れないが、今現在も市場を大混乱させているのは事実なのだから、ほどほどの利益を出したところで、混乱を収束させる方向に舵を切っていただきたいものです。

 自民党の幹事長が講演で国産米の現在や直近のの生産量・消費量等データも示さずに「主食のコメを外国に頼ってはいけない。何としても国産で、国民に安心してもらえる農業政策を打ち立てていくことが大事だ」と強調したそうですね。

 

 せめてジャポニカ米が、日本以外のどの国でどれだけの量生産されているか、日本向けの輸出は可能なのか等、最低限のデータを提示して国民を安心させることも考える必要があると思うのですがね~

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