歩車分離式信号機の交差点
交通安全のために、交通事故の防止対策として歩行者と車の通行を完全分離した歩車分離式信号機、学校周辺を中心に増えて来ましたね。
歩車分離式信号機のメリットとしては、交通人身事故の発生件数が約4割減少、人対車両の事故は約7割減少するなどの安全面での効果が認められているそうです。
でもデメリットもあり、歩行者用信号機だけが青信号となる時間があるため、車両の待ち時間が増加し、渋滞が発生することもあるのですよね。
私の住む地域でも歩車分離式信号機になった交差点があり、通勤時間帯を中心に急に渋滞する時間帯が増えたような気がします。
なにせ車は渋滞しているのに、歩行者が誰もいないにもかかわらず、虚しく歩行者信号機が青で、車用信号機が赤になっている訳ですから、チョット困った状態です。
先日、近隣の市で郊外を車で走っていたら、歩車分離式信号機がありましたが、歩行者信号機が赤のままで青にならず、車用の信号機だけが赤から青に変わるのです。
気になってジッと見てみたら、歩行者信号機は押しボタン式になっていて、歩行者が押しボタンを押さない限りは、歩行者信号機が青に変わらないみたいでした。
この押しボタン式の歩行者信号機であれば、歩車分離式信号機の交差点でも、歩行者がいない時間帯だと車の通行がスムーズになると思いますから、渋滞も減るだろうと思いましたよ。
メリット・デメリットを色々と考慮して、交差点の信号機もその場所の環境や状況に合わせて、上手く運用すべきなのだと思った次第です。




