パンダ外交の終焉?
和歌山県にあるアドベンチャーワールドが、飼育しているパンダ4頭全てを中国に返還するそうだ。
これで日本で飼育されているパンダは、上野動物園の2頭だけとなるようです。
上野動物園を管轄する東京都が中国に支払っているパンダのレンタル料は、何と1年で約95万ドルらしい。
民間企業であるアドベンチャーワールドは、日中で共同研究的なこともしているため東京都とは条件が違うとは思いますが、パンダの権利は全て中国なのですから、それなりに高額のレンタル料を支払い、かつ繁殖に協力していたことでしょう。
民間企業であるため、パンダのレンタル料等の公表をしていないため、金額は不明のままですが・・・
理由は定かではありませんが、今回4頭全てを中国に返還するってことは、たぶん事業の運営上パンダの飼育は厳しい、不採算な飼育だったってことなんでしょうね。
中国への支払いはドル建てでしょうから、円安で負担額が増えてしまい、経営者としてパンダの飼育継続は困難だと判断したんだと思いますよ。
地理的な不利もありアドベンチャーワールドの入場者数は年間100万人程度で、上野動物園の約400万人と比べてしまうと4分の1です。
それでなくてもコロナ過の影響で、テーマパークの経営はかなり厳しかったでしょうから、こればかりは仕方が無いですよね。




