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最後のH2A、50号機を2025年6月24日打ち上げ

 H2Aロケットは、1994年から1999年かけて7回(内成功5回)打ち上げられたH2ロケットの改良発展型です。


 H2ロケット打上げコストは1機あたり約140億円~190億円で、アリアンなどの諸外国製ロケットより遥かに高く、100億円以下が標準とされる国際市場での競争力は無かったのです。


 そのため、H2ロケットを全体にわたって再設計して構造を大幅に簡素化し、一部に海外の安価な製品を利用をすることで、信頼性を高めながら急激な円高により失われたコスト競争力を回復させることを目的に、H2Aロケットが開発されたそうです。


 H2Aロケット打ち上げ費用は構成によって異なりますが、1機あたり約85億円~120億円で、何とか国際市場に参入できるレベルまでコストダウンを達成しました。


 更なる発展改良型のH3ロケットが開発されたため、H2Aロケットは今回の打ち上げの50号機で最後となる訳ですが、6号機の打ち上げ以外は全て成功しています。


 今回の50号機が成功すれば、なんと98%の成功率、素晴らしい実績です。


 更に姉妹機の宇宙ステーション補給機こうのとり打ち上げ用H2Bロケットも、驚くことに9回全て成功しているので、なんと100%の成功率なんですよ。


 今回の打ち上げも無事に成功することを願うばかりですね。


 ただ、地球の周りに漂うロケット由来の宇宙ゴミの問題、ケスラーシンドロームとしてかなり深刻になってきていますので、第2段ロケットやパージされるフェアリング等を宇宙ゴミにしないで、確実に大気圏に再突入させる方法も検討願いたいものです。

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