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なぜ政府が備蓄米を放出してもお米が安くならないの?

 政府が備蓄米を放出していますが、ちっともお米の値段が安くなりませんね。


 お米が高いと、どうしてもエンゲル係数が上がるのですよ。


 備蓄米を落札したのは、9割以上『農協』のようですが、高い値段で落札したのでしょうか?


 それともお米の卸業者に出荷するときに、しっかり利益確保しているのでしょうか?


 それともお米の卸業者や小売業者が販売するときに、しっかり利益確保しているのでしょうか?


 まさかとは思いますが、備蓄米の落札者が、備蓄米の出荷量を抑えているのでしょうか?


 理由は全く判りませんが、食品スーパー等で5キロ4000円以上で売っている現実は変わりません。


 備蓄米である以上、同量を将来的に必ず買い戻す必要があるって話でしたから、今後もお米が不足するとの判断から、お米の値段が安くならない可能性もあるのですよね。


 そう考えると、「ジャポニカ米を生産している海外のお米生産国から、大量に備蓄米を買うことにする」と政府が発表してしまえば、国内生産のお米が足りなくなるなんてことも無くなるので、お米の値段が安くなるかも知れませんよ。


 本来5年間の保管期間が過ぎた備蓄米は、『飼料用』として売却されるものみたいなので、今回のような『主食用』としての販売はイレギュラーなのです。


 保管している100万トンから放出した分を、次の収穫期にお米を100万トンになるよう通常の20万トンより多く日本で生産されたお米を買うのですから、またお米不足の可能性が出て来ますよね。


 ジャポニカ米は、東アジアや東南アジアだけでなく、アメリカや南アメリカの国等でも、それなりに生産されているそうなので、様々な国から分散して輸入すれば、案外簡単に備蓄に必要な量が揃ってしまうと思うのですが、どうなんでしょう。


 南アメリカの国なんて、昔、日本人が多数移民していて、その子孫の方々の中には今でもお米農家をしている方たちもいるって話を聞いたこともありますし、季節が逆なので今は秋、お米を収穫したところでしょうから、新米が格安で仕入れられるかもしれませんよね。


 また、西日本の暖かい地域ならば、二期作でお米を1年に2回作ることも可能とのこと、今直ぐ田植えをしないとダメなんでしょうが・・・土地を痩せさせないためにも、しっかり肥料を与える必要はありますが、収穫量がかなり増えますよ。


 5年経過後は『飼料用』として放出するのだから、別に『ジャポニカ米』だけでなくて、『インディカ米』である程度は備蓄しても良いって、発想を変えてしまえば、とても安価に備蓄が出来ますよね。


 そんな柔軟な発想で、お米不足対策をしてくれたら良いなってっ思ってしまうのですが、やはり様々なシガラミがいっぱいで無理なのかな?

 他の作品の宣伝です。


 毎日更新中のエッセイ『撮影旅行よもやま話集(撮影旅行で私が写した風景写真付き)』『日常生活よもやま話集』以外にも、他の投稿サイトで開催の自主企画向けに書き下ろした作品集の『様々なジャンルの短編集』、不定期連載中の『遠い昔の学校の思い出話』や、近未来SF的な『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』完結済みが、【小説家になろう】内に投稿してありますので、気が向いたら読んでみてね~

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