粗鋼の次は自動車の過剰生産 本当に困ったものだ
中国と言う国は反省とかを全くしない、自分の都合の好い事だけしか考えないお国柄らしい。
国の計画経済の元で大量に製鉄工場を造り、自国だけでなく世界規模で見ても、需要以上の過剰生産で今も粗鋼を造り続けている。
住宅建設のバブルが弾けて、住宅建材用の鉄が全く売れなくなったのにだ。
誰も住んでいない空き住宅や未完成の住宅が、数十億人分も在るとか、何も考えずに建設し続けた結果とは言え、異常な国としか言いようがない・・・
中国中に未完成なため電気ガス水道も使えず、住むことも出来ない、高層住宅のゴーストタウンが乱立している・・・
もう今までのように住宅建設は出来ないので、不良在庫を大量に抱えているのに粗鋼を生産し続けている以上、安価に売り捌くことになるので、そのターゲットが自動車製造や造船、高速鉄道建設、ダム建設・・・
それでも鉄が余るから、安く海外に輸出して、世界中の鉄鋼業を不況にさせる。
環境問題なんてほぼ無視で、公害対策もあまりしていないのだから、他国よりも安価に粗鋼生産が出来てしまう。
PM2.5で、青空すら見ることが出来ないほどに空気が汚染されているため、喘息等の呼吸器疾患を患う率も、かなり高くなっているらしい。
知り合いが天津等に赴任しているが、空気の汚れが酷いので、空気清浄機を1日中フル稼働させないといけないし、空気清浄フィルターも直ぐに汚れて真っ黒なので、大変だと嘆いていた。
自動車の製造工場が大量に出来て、生産過剰な状態となり、今では次から次へと自動車会社が倒産、売れない自動車が不良在庫となって彼方此方に放置されている。
倒産せずに生き残った自動車工場も、稼働率がかなり低いらしい。
中国国内で売れない自動車を海外に安価に輸出するものだから、輸出される側の自動車工場も安価な自動車に負けてしまい、倒産の危機。
日本のように品質重視で『安かろう悪かろう』の自動車を買わない国民性でない国が、意外と多いってことが判りましたね。
だから中国製の自動車にシェアを奪われていることに中々気づかない・・・気づいていても他山の火事で、あまり気にしていなかった・・・
以前、ドイツでトヨタRAV4にそっくりな、偽物の中国製自動車が出回った時、RAV4の中古車が安価に買えてラッキーって思ったらしいが、直ぐに故障してしまい、トヨタのディーラーにクレームを入れたのだそうです。
トヨタのディーラーで整備員が故障車のボンネットを開けたら、トヨタのエンジンじゃない三菱のエンジンが搭載されていたので、この自動車はトヨタ製ではないと伝えたら、RAV4の中古車が安価に買えてラッキーって思っていた人は、トヨタ車と信じて買ったらしくて、ショックを受けていたって話がありましたね。
偽物大国ですから、見た目だけはそっくりの自動車や自動車部品を、平気で造りますから・・・
部品に刻印されていた製造年月日までも、そのままコピーして、偽物の自動車部品を売っていたこともありましたし・・・だから製造年月日の刻印で、簡単に偽物判定が出来たのだとか・・・
全世界の粗鋼生産の6~7割は既に中国製ですが、自動車だって2023年で3割以上は中国製なんです。
採算度外視で売りまくって中国製自動車が世界を席巻し、世界中の自動車工場が無くなれば中国の独り勝ちだって、もしかすると考えているのかも知れませんよ・・・
全世界が協調して、本気で何とか対策を考えないと、このままだと、何とも恐ろしい未来しか見えませんね~