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医療費の自己負担限度額

祝 100話

 高額療養費の見直し問題で、色々と世間が騒がしい。


 当然と言えば当然ですよね。


 物価の上昇等に比例して『所得税』『住民税』等の納める税金の見直しは全くしていないし、『健康保険』や『厚生年金』の保険料率と標準報酬月額の上限は高くなりましたし、『介護保険』も新設されました。


 また、医療費の自己負担限度額だけは定期的にしっかりと見直しがされていて、自己負担限度額だけはどんどん高くなっていくのですから・・・


 高額療養費の制度は昭和48年(1973年)10月にスタートした制度で、当時の自己負担限度額は確か3万円でした。


 その後は定期的に自己負担限度額が見直され、世帯合算、多数回該当、所得区分と色々制度が変わっていき複雑になりますが、細かいことは割愛です。


 今回の見直しは所得の区分等が色々と更に複雑になっていますので、標準的な所得の方で自己負担限度額を書くことにしますが、8万100円+(10割相当医療費-26万7000円)×1%となりますので、5万100円以上も負担が増えていることになるのです。


 所得税の103万円が平成7年(1995年)から一切変わっていない、健康保険の扶養認定基準の130万円が昭和52年(1977年)4月から変わっていないのと比べてしまうと、負担ばかりを強いられていることが判ってしまい、国は凄くズルいって思えてしまいますよね。


 一応、所得税については今年基準が変わる予定ですが・・・


 また当時は自分で高額療養費の申請をしなければ、高額療養費の給付がされることが無い面倒な制度でしたし、保険者(健康保険組合等)に医療機関からレセプトという1か月分をまとめた診療報酬明細書が届くのは2か月後、そこから保険者がレセプトの内容が正しいのかを審査をするのですから、中々高額療養費が給付されないのです。


 今のようにコンピューターで処理される訳ではないので、ほぼ全て手書きの書類ですから、単純な足し算や掛け算すら間違いが多々ありました。


 保険者だってレセプトの金額のまま医療機関に医療費を支払えば良い訳でも無く、医療の中身まで書面上ですが審査をする訳ですから、時間がかかります。


 おまけに保険者が勝手にレセプトを修正訂正出来ないので、診療報酬支払基金という審査機関に再審査を申し出る形をとっていますから、結果が出るまで高額療養費の給付が出来ないのですから、医療費が確定するまでにさらに数か月、下手をすると半年以上もかかっていました。


 医療機関への支払いをあまり遅らせる訳にもいかないため、一旦請求された金額を全額支払ってしまい、後日に再審査の結果で再精算するのですから、結構面倒な時間のかかるルールでしたね。


 だから患者が医療機関で支払った自己負担分の医療費と、保険者が支払う医療費が一致しないケースが多々発生するのですから、本当に悩ましい問題です。


 大抵の場合は、患者が医療費を余分に支払っていて、損をするのですよ~


 保険者は再審査で医療費の減額が認められれば、減額された医療費の額を基にして高額療養費を給付するのですからね。


 マイナ保険証または限度額適用認定証で手続きの必要はあるものの、高額療養費が現物給付化されている今では、考えられない状況でしたね。

流石に毎日更新はキツイですね~

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