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お遣い屋 駒千の備忘録帳  作者: 世渡り
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山崎森羅との出会い 過去編

山崎(やまざき) 森羅(しんら) がその社を訪れるのは1年ぶりだった 


森羅は、陰陽師業を生業としているため、数年に一度のペースで特別な神社の結界を張り直すために訪れる


もっともこの神社だけは毎回イレギュラーな回数で訪れている


人のいい神主が毎回厄介な妖事を引き受けるため時々それが手に終えなくなり駆り出されるのだ


東北地方のへ辺鄙な場所にあるため毎回訪れるのも面倒になりここ数年は自宅の井戸とこちらの神社の井戸を繋げて簡単に行き来できるようにしてあるがその事は神主の八代さんには秘密にしてある (しょっちゅう呼び出されては面倒だから)


「いんや~。山崎君久しぶりだねえ~、元気してたかい?まだ独身なの?いやー私もだよ」


「え、八代さんって独身なんですか?今おいくつですっけ?」


「78になるところだよまだまだイケルだろ?」


何がイケるのかさだかではないがスルーしておく


人の良さそうな雰囲気をそこら中に撒き散らしながら、様々な厄介事を引き受けてしまうのがこの人のライフスタイルらしい


どのエピソードひとつとっても長編映画並み。それに加えその多くの出来事の主人公が森羅なのだから頭を抱えたくもなる


このおだやかな世において陰陽師という生業を選らんだのは需要も供給の無さそうだからだというのに。


忙しくて夜しか眠れやしない

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