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転生陰陽師は呪詛をしたくない【仮】  作者: こうつきみあ(光月 海愛)
五 サヨナラ
97/225

生と死 9

【アトヒトリタラナイ】


 カタカナ文字のこの一言だけ。

 なんだよ、もっとヒントくれ。

 一体何が足らないのか?

 713人呪い殺すはずの日本人が足りないのか?

 これじゃ霊視もできない。ガッカリしてスマホをポケットに仕舞うも、ふと、あることを思いだした。


 山城リリの元へ、堀のアカウントから画像が送られてくる、その前――


『ツギハオマエ… 』


 そんな意味不明なメッセージが送られてきたと言っていた。

 堀の事を考えてる時以上に、暗い不安が押し寄せる。

 堪らなくなった俺は、自転車にまたがって山城の家に向かった。




 彼女の家から最寄りのバス停。

 そこにまだ気配が残っていた。

 時間があまり経過していない場合、短距離なら足取りもカンでわかる。

 本能のまま自転車を漕ぐと、コンビニに着いた。

 不穏で邪な空気を感じて、必死に彼女の姿を探す。

 ……いない。

 何人か客がいる店内を軽く見回しても、山城の気は全く感じなかった。


「高校生の女の子が来ませんでしたか? 小柄で黒髪でおさげの」


 レジにいた店員は、いいえー?、と首を傾げたあと、「あ、」と何か思い出したのか、出ていく俺を呼び止めた。


「お迎えなのか、着いてすぐ黒い車に乗ってましたね、中学生かと思いましたけど」


 黒い車?


「どんな?」


「たぶん、ハイエースか何かじゃないかと」


 めちゃくちゃ怪しい。

 彼女の家の駐車場にそんな車はとまってなかった。


「ありがとうございます」


 駐車場に出て、うっすら残る気配を追う。まだそう遠くには行っていない。

 念をこめて方角を見極める。


 ――ここから、どこへ消えた?







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