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白と黒 14
″ツギハオマエ″……、次はお前……?
恐怖の一文に寒気がし、スマホを持つ指が震えた。
これは、堀先輩を拉致したオカルト集団から?
なら、脅しに屈せず確かめないと。
【堀先輩は無事なんですか? どこにいるんですか?】
試合の時だってこんなに緊張しなかった。
おかしな汗が額や背中を流れていく。
こちらから送ったメッセージは、すぐに既読となり、今度は写真が二枚送信されてきた。
見た途端、ゾクゾクっ!と悪寒が走った。
「…………な、に、……」
それの一枚目が、とてもおぞましかった。
けして鮮明とは言えない、だから余計に生々しい……。
一枚目は、タイル張りの壁に取り付けられた拘束具、そこに半裸の少年が後ろ向きに囚われ頭や背中から血を流している画像。
「………堀先輩?」
とにかく画質が悪すぎて、人物特定は無理だった。少年の髪型や身長や体型は、堀先輩に似てると言えば似てるし、別人だとも言えばそう見える。
二枚目は、何かのヒントなのか。
どこか地下のモール街もしくは地下鉄への入口に、良く見かけるコーヒーチェーン店の看板が置いてある、なんてこのとない日常の写真だった。
――堀先輩は、地下に拘束されてるってこと?




