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転生陰陽師は呪詛をしたくない【仮】  作者: こうつきみあ(光月 海愛)
三 未解決事件
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男を食らう鬼 8

 なので、その時は、女の霊を見つけられずそのまま買い物の方へと移った。


 家に戻って、母さんの和やかな誕生日祝いを終えたあと、ネットであのマンションであった事件をパソコンで検索してみた。

 

 ――これだ。


 およそ、今から九年前――

 当時の新聞や週刊誌の記事がまだ多く残っていた。


【迷宮入りか――デリヘル嬢殺人事件 】


 あの場所で遺体で見つかった二十代前半の女性。

 名前は、A子さんと伏せられている。

 彼女がデリバリーヘルスで働いていたため、あまり事件はメディアで取り沙汰されてなかったようだが、彼女を絞殺した犯人は未だに捕まっていないという。

 事件後、彼女が接客した男が逮捕されているけれど、誤認であったとして直ぐに釈放。

 その事もあり、警察が本気を出して捜査しなくなったのではないか、と記事に書かれていた。


 俺は、あの時に感じた女の ″悲しみ ″ から、犯人は逮捕されることもなく、のうのうと生きてるんだろうな、と思った。

 ただの行きずりの犯行なのか。

 それとも、計画的にA子を狙ったものなのか。

 そして。

 なぜ、この事件にこんなに関心を持ってしまうのか。

 それも探求すべく、当時の新聞記事に載ったマンションの写真を霊視してみる。


 しかし、何も感じられなかった。










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