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アルティザン家の事情

 

 さて、そんなこんなで昼過ぎには家に帰り着いた訳ですけれど、ダラダラとすることは許されませんの。

 遅めの昼食を摂ってからは小休憩を挟んで歌のレッスン、続いて楽器のレッスンに、柔軟を行ってからダンスのレッスン。再度柔軟をして湯浴みでゴリゴリに揉み潰され…んんっ、マッサージを施してもらうんですのよ。


 美を追い求めるアルティザン家の日課ハードスケジュールをこなしてようやくホッと一息つける。




 さて、ここで話題が逸れますが、実は私「転生」なるものをしておりますの。

 前世は遠い遠い、次元さえも越えた遠い場所「日本」です。清く楽しくなまめかしく人生を謳歌しておりましたが、ぽっくり逝ってしまいましたわ。ちなみに年齢のお話はタブーでございます♡


 神様のような何かにあったり、転生特典でチートスキルが得られたり…なんてことはありませんでしたわ。


 気付いた時には前世の知識を持ったまま生まれ変わっていました。人格までは定かではありませんが、多少なりとも影響されていると思われますわね。

 意識を持ったまま授乳されるやらおしめを替えられるやらと、中々得難い体験をして参りましたが、幼い頃からセルフプロデュースに余念の無い人生を歩んでおりますの。ふふふ、転生サイコー!



 そしてもう一つ。少々特殊な我が家の仕来りについてです。


 我がアルティザン家は、男爵家でありながら非常に裕福な家系である。多方面の芸術活動において優秀な人材を常に輩出し続け、王侯貴族の方々に御愛用頂いております。誉れある武勲や目覚ましい功績はないものの、美を磨き芸を磨くためとして用いることのできる財力は伯爵家の私財に相当する規模であると言えます。


 そんな我が家の仕来りとは、成人になるまで長男以外の男児に女装をさせて過ごさせるというもの。芸の幅を広げるため、後継者争いを避けるため、色んな理由が挙げられますが、今となっては意味など薄れ形式的な仕来りとなっております。

 その仕来りがなぜ続いているのかと言いますと、男児に女装をさせることが楽しみの一つとなっており、成人を迎える頃には女子にしか見えない男子という大変倒錯的な存在が出来上がるかららしいです。要は変態なんですね。HENTAI。



 そんなこんなで、実は私「男」なんですよね〜♂

 歌のレッスンは女性らしい高音域を美しく出すために、柔軟やダンスレッスン、湯浴みでのゴリゴリマッサージは女性らしい体型を維持するため、我が家秘伝の技術が使われております。将来的には歌と踊りで生計を立てる事と、あともう一つムフフな計画を企てておりますの♡


 夕食前に紅茶を飲みながらホッと一息ついていると、お父様が帰ってきたみたいですわ。

 アルティザン家は領地を持たない代わりに、当主が外交関係の仕事に就いおりますの。夕食では異国の地の話や、学園や仕事の話をして賑やかに過ごしますわ。


「ペネロペ、学園はどうだった?楽しくやれそうかい?」

「えぇお父様!私の魅力に皆が酔い痴れて、それはもう楽しゅうございますわ!」

「あら〜新しいお客様が発掘できるといいわね〜」

「ちょうど良さそうなカモを六人程見繕ってますわ!」


 健康に良い食事を賑やかに楽しみながら夕食を終え、夜九時を迎える頃には屋敷の中はすっかり寝静まる。夜更かしは美容の大敵ですもの。




 そして朝、太陽が昇る頃に目を覚まし、朝の日課が始まる。

 柔軟をしてから競歩に近いウォーキング、それから発声練習やヨガをして、マッサージと湯浴み、朝食を摂る頃にはツヤツヤでピカピカのブランニューな私が!


 さぁ今日も元気に学校で皆々様をたらし込みに参りましょうか!


次回は5日以内に投稿できたらと考えています!

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