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44話 茜ちゃんと水族館デート その11

こんばんは!

おいちでございます!(о´∀`о)

今回でやっと水族館デート編が終わります!

お楽しみいただけると幸いです。

フォトスポットならぬラスボスゾーンを出た後、

私と成瀬先輩はお土産売り場にいる。


ダラー


「おい、よだれ垂れてるぞ。」


「ふぇ?あ、すみません。」


じゅるり


お土産コーナーにある美味しそうなお菓子たちを見てよだれを垂らす茜に、


「まったくどんだけ食いもんに目がねぇんだか、ははっ。」


楽しそうに笑う成瀬先輩。


「だって…これ…めちゃめちゃ美味しそうじゃないですか!!」


「そうだな、ならこれ買ってやるよ。」


「え?いいですよ!自分で買います!」


「いいって、今日のお礼だよ。色々話聞いてもらったっつぅか…まあ、俺が一方的に話しただけだけどな。」


「でも、これ5000円もする…。」


「この水族館限定のお菓子の詰め合わせスペシャル食べたくないのか?」


「ぐ…た、食べたいです…。」


「ははっ、別に気にすんなよ、俺金持ちだから。」


(あ、そうだった…この人異常なくらいに金持ちなんだった!!)


成瀬先輩が御曹司であることをすっかり忘れていた茜なのだった。


「他にも欲しいものあるか?なんでも買ってやるぞ?」


「え、それは流石に申し訳ないですよ。あ、そうだ!僕からも先輩に何かプレゼントしますね!」


「いいのか?」


「はい、何か欲しいものとかありますか?」


「そうだな…なら…。」


突然静かになった成瀬先輩に、


「何でもいいですよ!ただし、1000円以内でお願いします。」


「それはケチじゃないか!?」


ちゃっかり1000円以内というリーズナブルな価格を提示する茜なのだった。


結局、無駄にもじもじとして欲しいものを言い出さない成瀬先輩に、無理やり言わせた結果…


「お揃いのキーホルダーが欲しい…////」


「は?」


「だから!お揃いのキーホルダーが欲しい!!」


「え、ぷっ、あっはっはっは!」


「笑うな!悪かったな!!らしくなくて!////」


「いえ、すみません。成瀬先輩って意外と乙女なんだなーって思って、ふふっ。」


「仕方なくだ、証拠品がないといけないから仕方なくお揃いのキーホルダーと言っただけだ!決してお前とお揃いが良かったわけじゃないからな!////」


「ぷっ、わかってますよ、やっぱり先輩はそっちの方がいいですね。」


にこっ


「まっ!またお前は!////」


「何ですか?」


「いや、何でもない!ほら!早くキーホルダー買って帰るぞ!」


「はい。」


こうして、ペアルックのイルカちゃんキーホルダーを買って、成瀬先輩との水族館デートは幕を閉じたのだった。

読んでいただきありがとうございました!

意外と乙女な一面を持っている成瀬先輩なのでした!(笑)

メッセージをしてくださった読者さんの方ありがとうございました!(´;ω;`)

これからも頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

次回もお楽しみに!

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