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32話 茜ちゃんと成瀬先輩(出会い)

こんばんは!

おいちでございます!(о´∀`о)

今回はちょっとキリが悪くなってしまったのですが、楽しんでいただけたら幸いです。

茜が黒髪イケメンに捕まった後。


「あの、そろそろ離していただけるとありがたいのですが…。」


と、私は私を抱きとめてくれた先輩に言った。


「おっと、失礼しました。つい抱き心地が良かったもので。」


「え?」


にこにこ


先輩は、にこにこと微笑んでから


「どうぞ、よかったら使ってください。」


と言って、先輩は高級そうなハンカチを渡してくれた。


「え?どうしてですか?」


私が疑問を口にすると、


「顔にすすが付いているよ?」


と言って、先輩がその高級そうなハンカチで付いているらしいすすを丁寧に拭ってくれた。


(なんか近すぎる気が…まあいいか。)


「あ、どうもありがとうございます。」


私は先輩の距離が近い気がしたが気にすることをやめ、お礼を言った。そして、残り時間がわずかに迫ったところで、


「えー只今をもちまして、新入生歓迎会での鬼ごっこは終わりです!どうやら可愛い1年生くんたちはそれぞれに捕まってしまったようですね…しかし!あとは先輩に従うしかありません!!捕まった子たちは捕まえた先輩鬼と一緒に、そうではない子たちも体育館へ戻ってきてください!」


と司会の人の放送で、やっと恐怖の鬼ごっこの終わりが告げられた。


「はぁ…結局捕まっちゃったけどやっと終わったぁ…。」


「声に出てますよ?」


「え?あっ、すみません…。」


「いえいえ、お気になさらずに、どうやら散々な目にあったみたいですしね。」


と先輩は私を見て言った。


「私としたことが、自己紹介をしていませんでしたね。私は、2年の成瀬なるせ 嶺緒れお、生徒会で会計をしています。」


「あ、僕は、小嶋こじま 綾人あやとです。ご存知でしょうが1年です。よろしくお願いします。あと、先程は、転びそうになったところを助けていただきありがとうございました。」


生徒会に興味がなさすぎて、成瀬先輩が生徒会役員であることを知っても反応が薄い茜なのだった。


「さて、自己紹介は終わったところだし、体育館へ行こうか。」


という成瀬先輩の声で、私は体育館へ移動を始めた。




成瀬先輩と一緒に体育館へ着くと、


「なっ!有栖川くん!?それに健吾くんまで!?」


なんと、捕まった1年生が壇上へあげられ、しかも、皆知っているメンツで揃っていたのだった。


「有栖川くん!」


「はっ!綾人っ!」


と言って、有栖川くんは私の顔を見るなり泣き出しそうな顔で駆け寄ってきた。


「ごわがったよぉ〜!!」


「大丈夫?怪我とかしてない?」


「うん…ぐすっ。」


有栖川くんは泣き出してしまった。


「みんな酷いんだ…僕を見るなり追いかけてきて…あんな筋肉の集団に勝てるわけないじゃないか!開始2分で即捕まっちゃったよ!!」


と言って、泣きながらプンスカ怒っている。しかし、それを見て疲れが取れていく茜であった。


(可愛い…律がいないから有栖川くんが今の私の癒しだ…。)


そして…


「あ、綾人ぉおおお…!!無事だったか!」


と言って、同じく壇上から駆け寄ってきた健吾くんの質問に、


「う、うん…まあ無事っちゃ無事かな…はは。」


私は、先ほどの惨事を思い出して苦笑いをすることしかできなかったのだった。

読んでいただきありがとうございました!

新キャラのイケメン様は、生徒会役員でしたね!

生徒会は美形しかいないのかっ!!チクショウッ!←何に対する叫び(笑)

成瀬先輩のプロフィールは近々公開いたします!

次回もお楽しみに!

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