30話 茜ちゃんと恐怖の鬼ごっこ その5
おいちでございます!(о´∀`о)
投稿遅れてしまい大変申し訳ございません!
今回はキリが良かったので短めですm(_ _)m
お楽しみいただけると嬉しいです!
「じゃあ、外へ行ってもいいよね?」
私はそう切り出した。
「ぐ…で、でも…」
と言い淀む富和くん。
(これは…形成逆転かな?このまま振り切ってしまおう。)
「あれ〜?僕のこと信じられないの?僕悲しいな〜?」
と思ってもいないことを口にする私。
(人を騙すのは少々心が痛むが、今は仕方ないな。)
「うぅ…でも…。」
ここまできてなお私を外へ出したくない様子の富和くん。しかし、
「そっか〜そんなに僕のこと信用してくれないなら僕、富和くんのこと嫌いになっちゃうかもな〜?」
私はさらに追い込みをかける。すると、先ほどまでうんうん唸っていた富和くんが、
「うぅ…嫌いになられるのはやだぁよぉ〜。」
と子供のように言うので、私は、なんだか富和くんが可愛く見えてきてしまった。しかし、そんな気持ちに蓋をして、
「なら外へ出てもいいよね?そこを退いてくれるかな?」
と、あえて少し強めの口調で言った。
「うん…僕、綾人くんのこと信じてし大好きだからお外行ってもいいよ…。」
と富和くんはしぶしぶ言ってくれた。
(お外って可愛いな…いやいや、私は危ないところだったんだ!むしろやっとこの暗くて狭い空間から抜け出せてせいぜいしたわ!!)
こうして、私は少しの気の迷いとともに、無事に富和くんの拘束から解かれることができたのだった。
読んでいただきありがとうございました!
おかげさまでブックマーク20件を突破しておりました!!
誠に感謝でございます(´;ω;`)←感動の涙
これからも、よりこのお話が面白くなるように頑張ります!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
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