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26話 茜ちゃんと恐怖の鬼ごっこ その1

こんばんは!

おいちでございます!(о´∀`о)

今回は珍しく茜ちゃんが大声を出しておりますぞい!(`・ω・´)

新入生歓迎会当日、全校生徒はだだっ広い体育館に集められた。

律は風邪で休みになってしまった。


(律がいない…。)


と新入生歓迎会が始まる前からテンションが低い茜であった。そして、


「えー、只今より、新入生歓迎会恒例行事の鬼ごっこを始めます!!」


という、司会の先輩の声に、


「「「「うぉおおおおおおおお!!!!!」」」」


と、体育館中に男たちの野太い声が響き渡った。


「ルールは簡単、皆さん……」


体育館中が突然静まり返った。


(なんだ…?)


突然静まり返った先輩たちの様子に疑問を覚える茜。すると、


「綾人くんを捕まえるぞぉおおおーー!」


「おぉおおおおおおおお!!!!!」


まさかの茜を捕まえる宣言がされた。


「え!ちょっ!はぁ!?」


(どうして私に!?)


突然の綾人くん捕まえるぞ宣言に驚く茜。そして、同時になぜか突然隣でキリッとした顔になった健吾くん。


「ちょっ!?どうして僕っ…」


茜が抗議の声を上げる間も与えずに司会の先輩は、


「ではでは!今から10分後に僕たち、先輩鬼が捕まえに行くから1年生たちは逃げな〜、もちろん残ってくれてもいいよ!はははっ!」


と言ってストップウォッチを高々と上げ、


「よぉーーーい!スタァーーーーーート!!!!!」


ストップウォッチの電源を入れた。


「どうしてこうなった!?」


1人悲痛の叫びを上げる茜であった。


(とにかく逃げないとな…でも、どこへ逃げるべきか…。)


切り替えが早い茜はすぐにどこへ逃げるか走りながら考えた。そして、遠くまで走ったところで、人目につかなさそうな校舎裏へ着いた。


「ふぅ…ここまで来たらもう大丈…」


「いたぞー!!綾人くん発見!総員!確保準備!!」


「うぉおおおおおおお!!!!!俺が捕まえるぞぉおお!」


「いや俺だぁあああ!!!!!」


「なっ!?こんな所まで追っ手が追いついてくるなんて!?てか追いかけてくんなーー!!」


大量の軍隊…ではなく、先輩たちの群れ?が追いかけてきた。


「いやぁだぁあああああ!!!!!気持ち悪いぃいいい!!!!!」


(これはじいちゃんが無理やりハグしてこようとする時より気持ち悪い…!!!!!)


茜は絶叫しながら無我夢中で逃げた。しかし、茜は気づいていなかった、茜が猛ダッシュで向かっている先は…


ドンッ


「うわっ!すみませ…」


にっこ〜


「…嘘だろ…。」


柔道服を見に纏った、服の上からでもわかる筋骨隆々な大男たち。


「綾人くんとデートするのは、柔道部の私たちだぁああー!」


柔道部の部員たちが待ち構えている、これまただだっ広い柔道場だった。


「うわぁああああああ!!!!!」


新たなる敵に絶叫する茜であった。

読んでいただきありがとうございました!

先輩という野獣たちから逃げる茜ちゃんを守る親衛隊がどう活躍してくれるのか期待ですね!

※↑野獣○輩ではありません。

次回もお楽しみに!

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