23話 茜ちゃんと影の動き
こんばんは!
おいちでございます!(о´∀`о)
今回は意外な人が…!?
この学園、《私立美威栄流学園》には、入学して僅か数日で学園のアイドル的存在へと上り詰めた生徒がいるという。その名も…
「きゃー!綾人様今日も麗しい!」
「あ、綾人様がかっこよすぎて…俺、目眩が…。」
(なんだか最近みんなヒソヒソ話しているな…流行りか?)
小嶋 綾人
本名、小嶋 茜は、入学して僅か数日という短い期間で、本人は全く気づいていないが学園のアイドル的存在として君臨しているのだった。
入学式当日から1人、キラキラオーラを放っている生徒がいる。
本人に全く自覚はないが…。
身長は平均的だが何より、その美貌に加え、誰にでも優しいと評判であり、入学して僅か数日でファンクラブができたとのことだ。
ファンクラブの者たちは口々に言うそうだ。
『天使が降りてきたんだ。』
と。そして、今日はそんな『綾人様ファンクラブ』、またの名を『親衛隊』の上位者たちが会議を開いているのだった。
「序列4位、風間 大智、今日の報告をします!まず、今日の綾人様はお昼に日替わり定食をお食べになった後、ご学友の律殿と一緒に、なんと…綾人様の手作りのお菓子を食べておられました!!」
「なっ!!手作りお菓子だと!?」
1人の大柄で、短髪のスポーティーな印象の生徒が驚いて立ち上がった。
「そっそんな!綾人様の手作りだなんて…!!」
次に、小柄で小動物のような可愛らしい生徒も立ち上がり、親衛隊のメンバーたちは次々に騒ぎ出した。
ガヤガヤ
「静かに。」
「はっ!すみません…私としたことが、取り乱してしまいました、以後気をつけます…香取隊長。」
「よろしい、我々は陰ながら天使様をお支えする身、決して天使様にバレぬように!」
「「「「はい!」」」」
それから1時間報告会が行われ、第10回『親衛隊会議』は幕を閉じたのだった。
読んでいただきありがとうございました!
まさか裏で茜ちゃんの親衛隊ができていたなんて…!(^O^)
☆ちなみに
茜ちゃんファンクラブは創立後、急成長して、会員は情報の早い上級生も含め、200人を突破しております。
次回もお楽しみに!




