1話 茜ちゃんと女装おじさんメイド その1
こんばんは!
今回は長くなりそうだったので2つに分けます!
男装して《私立美威栄流学園》へと通うことになった私、小嶋 茜。
男子校へ行くことを了承した後、
「茜や、まずは茜が通う学園についての説明をするのぉ。」
「うん。」
「まず、茜が通う学園《私立美威栄流学園》は、全国のありとあらゆる財閥の御曹司やオリンピック選手の息子などが通う、おぼっちゃま学校なのじゃ!」
「へー、そんな凄い学校なんだ。」
食事以外あまり興味のない茜はリアクションが薄いのであった。
「そうじゃぞ!そして、茜にはこの制服を着てもらうのじゃ!」
と言われて出された服が…
「えっ?意外と可愛い…ってそれメイド服じゃねぇかああ!!!!!」
フリフリのメイド服だった。
「ブボォエッ!はぁ…はぁ…これは冗談じゃよ茜…相変わらず良いビンタしてくるのぉ…ぽ////」
「何がぽ////だよ!気持ち悪いんですけど…早くもとの制服出して?」
「おぅ…わかったわかった…げっふんげっふん。して、これが学園の制服じゃよ。」
今度こそきちんとした制服が渡された。
「ちょっと当ててみてはくれぬか?」
私は爺ちゃんに言われた通り制服をあっててみた。
「こう?」
「ほぉほぉ…これは男装後の姿が期待されるのぉ!」
「でも、私、男装なんてしたことないから上手くできないと思うよ。」
「安心するのじゃ!素晴らしい助っ人を呼んでおるからのぉ、ささっ!入って良いぞ!」
と言われて入ってきたのは、
「オーホッホッホ!私がお手伝いさせていただくわっ!!」
女言葉で話す、今にもはち切れそうなピチピチのメイド服を着た、筋骨隆々のおじさんであった…。
読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!