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14話 茜ちゃんと自己紹介

おいちでございます!


入学式が終わり、新入生たちはそれぞれのクラスへ行き、私はA組の教室へ入った。


「え〜、では、ホームルームを始めます。」


チャラめの担任がホームルームを始めた。


「号令係…は、まだ決めてなかったな。じゃあ、朱美あけみ頼む。」


「はい、起立、礼、着席。」


担任の先生に頼まれて、号令をした生徒は、とても柔らかそうな、少し癖のある金色の髪をなびかせた美しい容姿の少年だった。


「凄い…この学校はイケメンばっかりだね…!!」


「そうだね。」


(私の目には律の妹のような姿しか映っていないんだ…ごめんよ…。)


イケメンに全く興味のない茜であった。


「え〜っと、じゃあまずは、自己紹介から始めるか、俺はこのA組の担任の西園寺さいおんじ れんだ。としは26、以上。質問があるやつはー?」


「はいはーい!俺、天川あまのがわ 照輝てるきって言います!先生は彼女いるんすかっ!」


「唐突だな…俺は、可愛い子だったらいつでも募集中だ!!」


「ヒューヒュー!じゃあ彼女いるってことっすね!」


「それは秘密だ!」


「えー!教えてくれないんすかー!?てか先生チャラいっすね!!」


((((それをお前がいうのか))))


そう、クラスの全員が思ったのだった。そして、


「チャラい…。」


それがまず、茜が担任の教師に対して思ったことである。そして、またもやクラス全員が


((((2人とも、名前がどこぞのホストクラブのやつみたいだな…。))))


と思うのであった。


「ん?何か言ったか?え〜っと?小嶋こじま 綾人あやと。」


「いえ、何も。」


(危なっ、うっかり声に出てたか…気をつけよう。)


「それじゃーまずは、自己紹介の続きを始める。お前、朱美から自己紹介始めろー。」


すると、


「はい、僕の名前は朱美あけみ 理央りおです。趣味は読書です、よろしくお願いします。」


先ほどのイケメン金髪くんは、どうやら朱美 理央というらしい。


「ねぇねぇ!綾人!さっきの人、朱美くんっていうんだね!かっこいいね!」


「そうだね。」


先ほどから、隣からこっそり話しかけてくる律。


(ごめん…律のことしか見てなかった…。)


茜は心の中で律に謝るのだった。


「あ!別に綾人よりもかっこいいとかそういうことを言っているわけではなくてね!?え〜っと、なんていうか、普通にかっこいいなって思っただけで、え〜っと…だから…そのぉ〜…。」


私は、なぜか突然モジモジしだした律に驚いたが、


「わかったわかった、よしよし。」


と言って、頭を撫でるのが正しいと思った故、律の頭を撫でた。


にこにこ


(これは決して律が可愛いくて妹みたいだから撫でているわけではない…決して邪な気持ちなどないのだ…。)


「ふぇ!?う、ど、どうして急に頭を撫でるの?恥ずかしいよ…////」


「だって、律が可愛い…じゃなかった、ごめんごめん。」


(危ない危ない…これには決して邪な気持ちなど無いのだから…。)


律にデレデレな茜であった。

読んでいただきありがとうございました!

先生と生徒が、ホストクラブの人気ホストでいそうな名前なんですよね!(笑)

次回もお楽しみに!

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