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12話 茜ちゃんと入学式 その1

こんにちは!

おいちでございます(⌒▽⌒)

やっと入学式です!(笑)

とうとう入学式当日になった。

私は、学校の制服に着替え、髪型をセットし、身なりを確認する。


「これでよし…っと、おっと腕時計を忘れてた。」


そして、


「行ってきます。」


と言って部屋を出た。

もちろん、専用のエレベーターではなく、一般用のエレベーターを使って下の階へ降りる。


「あ!綾人あやと!おはよ〜」


寮の入り口で待ち合わせしていたりつが声をかけてきた。


「おはよう律。」


2人で隣の学校へ歩き、ついに、私が通う《私立美威栄流学園しりつびいえるがくえん》へ着いた。


「なんか緊張するね…へへ。」


「そうだね。」


学園へ入ってすぐのところに、とても大きな紙が張り出されており、そこにクラス分けが書いてあった。


「あ!僕たち同じクラスだよ!やったぁ!」


「本当だ、律と一緒のクラスで良かった。」


にこっ


「そっそうだね!僕も嬉しいでしゅ!」


「どうして敬語に?あと、噛んでるよ?ふふっ。」


「え?あ、なんか緊張してたらダメかなって思ってテンションを上げてみただけだよ!ははっ!」


茜の笑顔に真っ赤っかになっている律なのだが、全く気がつかずに、むしろさらに微笑んでいる茜に、必死に平静を装っている律であった。

クラス表を見終わると、


「新入生はこちらに!」


看板を持って、大声で新入生の誘導をしている男性がいた。


「おぉ…生徒会の人だ…!わぁ〜!あれがあの生徒会役員だけが着れるという白服…生徒会バッチも付いてる…かっこいいなぁ…。」


「生徒会の人は皆んな白い制服を着るものなの?」


「そうだよ!でも、生徒会に入れるのは、成績上位であることが条件で、それに何より生徒会の人から指名がかかるか、もしくは、上級生の人10人以上から推薦をしてもらえない限りは入れないんだよ!」


「へ、へぇ〜凄いんだね。」


興奮気味に語る律に若干引き気味の茜であった。

生徒会の方々に誘導され、これまた広すぎる体育館へ着いた。そして、


「理事長挨拶。」


「コホン…初めまして、わしは理事長の小嶋こじま 雄二ゆうじじゃ。まず、この学校の校訓…それは、清く美しく、威厳ある栄光を求め、流儀と切実さを忘れない…以上じゃ。皆、これからの学校生活が充実することを願っておるぞ。」


「な…!?まじか……まあ、薄々勘付いてはいたけど…。」


(この好待遇すぎる環境を用意できるのは、よっぽど位の高い職だとは思ってたけど…まさか理事長だったなんてね…。)


「これはバレたら目立つわね…。」


「???どうしたの綾人?」


「あ、あぁ…なんでもないよ。」


にこっ


ブワッ


「そ、そっか…そうだね…うん、そうだ…////」


相変わらず茜の笑顔に弱い律なのだった。

読んでいただきありがとうございました!

茜ちゃんのイケメンすぎる姿に今日もドキドキの律くんなのでした!(笑)

次回もお楽しみに!

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