第11話 おもちゃの価値
相変わらず説明文が多いですが、勘弁してください。
トレーラーに戻り、勇児はヘサームに言った。
「『遺跡発掘条約』はご存知ですよね?」
勇児がそう言うと、キャサリンがカメラを構えて勇児とヘサームを撮影しだした。
「はい。」 ヘサームは緊張しながら答える
「それでは『遺跡発掘条約』に基づいて、現場立会人の承認の必要な内容だけ確認させていただきます。なお、この会話は記録させていただきます。さて、ヘサーム・マフディさん。我々、遺跡発掘員は外交官と同様の立場であり、万が一、遺跡発掘期間中に何者かに襲われた場合、それがこの国のいかなる立場の人間であろうと、自己防衛の観点から襲撃者に対して武力行使が許可されている事はご理解されていますか?」
「はい。理解しております。武力行使により死者が発生した場合、遺跡発掘員の皆様が責任を問われる事が無い事も。」
ヘサームは緊張した顔で答えた。
「結構です。それとそう言った事態が発生した場合、私達は即座にこの国を離れ、遺跡発掘員がこの国に訪れる事は二度とありません。これは国際連合とザール王国、国王陛下との間で正式な書面で交わされたものであります。よろしいですか?」
「はい。」
「また、見つかった発掘品の中から現在までに未発掘の物、もしくはそれと同等と判断された物が発見された場合、国際連合に持ち帰らせていただきます。それ以外の発掘品は持ち帰ることはありません。よろしいですか?」
「はい。」
「それでは現時刻からザール王国に引き渡されるまでの間、遺跡発掘の全ての権利は我々、遺跡発掘隊に委ねられる事になり、許可なく遺跡への無断侵入、発掘品の持ち出し、機材等への接触を禁止します。よろしいですか?」
「了解です。」
「以上です。堅苦しい事を申し上げましたが、お互いに円滑で良好な関係を結ぶためです。ご理解して頂けると助かります。」
勇さんがそう言って笑うとヘサームはホッとした表情で
「理解しております。よろしくお願いします。」
と言って笑った。
ヘサーム達と別れた勇児達は昼食の準備に取り掛かった。
勇児達が遺跡の下調べをしている間に、キャサリンとエリーが準備を進めていたので支度はすぐに終わり、キャビンで昼食をとる事になった。
昼食はシチューと簡単なサラダ、携帯食料のクラッカーと飲み物。それにデザートのオレンジが一つ。
遺跡発掘隊は昼食をとりながらミーティングを始める。
「まずは下調べからだな。いつも通りおもちゃを飛ばすか。」
勇児はそう言いながらシチューを口に運ぶ。
「用意しておくわ。」
キャサリンはメモをとりながら答えた。食事中にあまり行儀がいいとは言えないが仕方がない。
「今日はどこまで作業を進める?」
ローの質問に勇児が答える。
「とりあえず安全の確保だな。中に入るのは明日からになる。それとチーム分けだがローはアランと。マリアは俺とタッグを組む。マリア。」
勇児に声をかけられマリアは慌てた。
「は、はい。」
「初めての遺跡発掘だ。大変だろうが覚えなきゃならない事はたくさんある。質問はどんどんしてくれ。あとは最初に言った言葉を忘れるな。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
「それとアラン。今回はフル装備で中に入ってくれ。」
「いいのか!」
アランは嬉しそうに言った。
「徹甲弾の携帯も許可する。貴重な弾だ。無駄撃ちはするなよ。」
「わかりました!」 アランは嬉しそうに答える。
アランは銃撃担当のガンマンだ。
この時代、銃は一般的な武器ではなく、世界でも所持している国は表向きは大和王国とグランドール王国しかない。
この時代、鉄は採掘が難しい貴重な資源であり、銃の弾のように使い捨ての出来るものではない。
大抵の鉄は鍋や釜、鍬や包丁などの生活用具に姿を変える。遺跡発掘で見つかった金属類のほとんどは、溶かされて鍋釜に姿を変えるのだ。
大和王国とグランドール王国が銃を持てる理由は、わずかながらに鉄鉱石がとれる事と、遺跡から銃の製造技術が見つかったからである。
かと言って大和王国とグランドール王国の軍隊に銃が配備されているわけではない。両国を合わせても数え切れるほどしかないのだ。
そこで両国は技術そのものは提供してはいないが、銃と弾を無償で遺跡発掘隊に提供したのだ。
両国にとって銃の製造技術を持つ事は、軍事力として誇示するには充分であったが、国中に広めるメリットがないのだ。
貴重な資源は消費するわ、銃で国内の治安は悪化するわ、クーデターやレジスタンスが発生すれば強力な武器になるわとデメリットばかりが予測されたためだ。
それならば遺跡発掘隊の戦力として使われたほうがメリットは大きい。銃は遺跡発掘隊の命を守る武器となり、自国の隊員の命を守る事に繋がるし、国際連合には大きな恩を売る事になる。
もしも銃が解析され、製造技術が他国に流出してもさしたる問題はない。
技術を運用出来る国は限られているし、国民の生活をないがしろにして、軍事力を持とうとするような国家に未来などない。それは今までの歴史が証明しているし、場合によっては国際連合が動くだろう。
国際連合に加盟していない、大陸の中でひしめき合っている小国のうち、軍事力で他国を侵略しようとする国は、もれなく周りの別の国々から同時に侵略され滅んでいる。それは今までの歴史が証明している。
要するに、大きな大陸の中でひしめき合っている小国は勿論、大陸国家であっても積極的に他国と戦争をする気もなければ、する余裕もない。隣国に攻め入って領土を広げる以前に、まだまだ人口が少なく自国の領土すら有効活用出来ていないのだ。
「人殺しの道具を作るくらいなら、鍬を作って畑を増やすわ!」 と言うことだ。
軍事国家がもしも攻めてきたら、周辺国家と共に相手を滅ぼした後で領土を分け合い、残された敗戦国の住民には自国の労働力になって貰えばいい。
戦争を吹っかけられた方と、その周辺国家からすれば、出来れば無くなって欲しい隣国が、戦争に最も必要な大義名分を持って攻めてくるのである。
鴨がネギ背負ってやってくるとはこの事だ。
いや、他国と協力して銃の技術を得ようとするのではないか?と懸念される方もおられるだろう。しかし大国に共同開発を打診しても、笑われるか断られるだけだ。
小国と共同開発をしたところで、技術を持たない小国に何が出来るわけでなく、一方的に大国の技術が流れていくだけなのだから、大国側は得るものよりも失うものが大きいので、メリットがないのだ。
小国同士の場合でもそうだ。
近隣諸国と互いに手を取り合って共同研究などする気はない。技術の共有は自国の強化に繋がるが、近隣諸国の強化にも繋がるのならなんの意味もない。いずれは敵となる国なのだ。
技術とは独占してこそ、その力を発揮するのだ。
大国であり国際連合の中枢にいる国。大和王国、ルーン王国、アルザール王国、ハートランド王国、アストレイア王国、グランドール帝国の6大国家は、いずれも共通点がある。
それは国土の広さでも人口の多さでもない。
国自体が早い段階でまとまり、早い段階で他国との交流がなされているのだ。
その中でも大和王国は、近辺に他国のない大陸国家であることを考慮しても広大な国土を異常なスピードで国をまとめると、他の5国と真っ先に交易を開始した。
そもそも遺跡発掘を初めた国家は大和王国が世界初であり、発掘で見つかった飛行機で世界中を飛びまわり、各国と友好を結んでいったらしい。
大和王国が行なった交易を支えたのは飛行機である。その飛行機をもたらしてくれたのが遺跡発掘なのだから、各国もすぐに遺跡発掘の魅力に魅入られた。
遺跡にはとんでもない可能性が詰まっている。
もしかすれば、現在の国力を大和王国並みに引き上げる技術が眠っているかもしれないのだ。
アルザール王国を除く国々は、喜び勇んで遺跡発掘に着手した。しかし、現実を目の当たりにし茫然としてしまう。ノウハウを持たぬ者にはあまりにも危険なのだ。
何百年も昔の遺跡は、訪れる者達に容赦ない洗礼を浴びせた。100人の兵が遺跡の中に入り、生還したのはたったの二人の時もあった。発掘中に遺跡が崩壊し、生存者0と言う事もあった。命懸けで発掘し、ネジ一本見つからない事もあった。
各国は慌てて大和王国にノウハウを請うた。
時の大和王国の女王は、各国に『相互補助』を前提とした国際連合の樹立と共に遺跡発掘隊の設立を提案した。
各国は大和王国の提案に飛びつき、国際連合の樹立と共に遺跡発掘隊が設立されたのだ。
さらに大和王国の女王は、遺跡がほとんど発見されていないアルザール王国に対して発掘された技術の提供と、共同研究への参加を条件に発掘隊への参加を打診した。
アルザール国王はこれを快諾。獣人種の参入は遺跡発掘隊の飛躍的な戦力向上と同時に、獣人種の評価を一気に上げる事になり、それが徐々に獣人種への偏見を取り払うきっかけにもなった。
「それじゃあ、アランは後でマリアとおもちゃ持って遺跡に向かってくれ。インカム付け忘れるなよ。」
勇児がそう言うと、アランは上機嫌で言った。
「喜んで!」
「アランさん。ちょっといいですか?」
エリーはアランを睨みつけながら言った。
「はいはい。なんですか。」
「食事中くらいは帽子取ったらどうです?台無し。」
「あ、帽子ね。」
「ひょっとして毛が・・・。失礼?」
エリーはそう言うと、両手で口を押さえた。
「ば、バーカ!禿げてねぇよ!」
アランはそう言うと帽子を取り、エリーに向かって頭頂部を見せた。
「つい、脱ぎ忘れるんだよ。」
アランはそう言うと膨れっ面になった。
「エリー。ここはレストランじゃないんだ。大目に見てやれよ。」
勇児はそう言って笑う。
「そうよ。私だって食事中にメモ取ったりしてるんだから。ね?多少の事は目をつむってよ?」
キャサリンがそう言うとエリーが反論した。
「キャサリンさんのは仕事じゃないですか。」
「仕事だろうがなんだろうが、マナーはマナーだ。細かい事を言えば、仕事がマナーを破っていい理由にはなるまい。」
ローがシチューを口に運びながら言う。
「すいませんでした。反省…。」
あまり口を開かないローに言われたせいだろうか、エリーはしょんぼりとしている。
「やり合うのも結構だが、ほどほどにな。」
勇児はそう言うと笑った。
昼食を終え、アランとマリアはキャサリンから受け取ったアタッシュケースを手に遺跡へと向かった。二人とも右耳の上にレンズの付いたインカムをセットしている。
「二人共聞こえる?」
キャサリンの声が、ヘッドホンを通じて二人の耳に飛び込む。
「感度良好。聞こえますよ。」
アランは口元に伸びたマイクに向かって話かけた。
「よく聞こえます。」
マリアもアランと同じようにマイクに話かける。
「アラン。おもちゃの扱い方はわかるな?」
勇児の声を聞き、アランがすぐに答えた。
「大丈夫ですよ。」
「了解。遺跡に着いたら知らせてくれ。」
そう言うと通信が切れた。
二人が遺跡に着くとアランがマイクに向かって話だした。
「到着。」
「アタッシュケースを開けてくれ。」
アランは勇児の指示通り、アタッシュケースを開けた。
マリアが中を覗くと、中には直径10cmほどの白い大きい球が一つと直径8cmほどの球が4つ、左から黒、赤、青、黄色の順番で並んでいた。
「これはなんですか?」 マリアがアランに尋ねた。
「おもちゃ。」 アランは笑いながら言った。
「おもちゃ?」 マリアは不思議そうな顔をしている。
「しばらく見てなって。面白いから。隊長、どれから行きます?」
「まずは白から頼む。」
「了解!」
アランはそう言うと、アタッシュケースから白球を取り出すと、白球についているボタンを押した。
白球はアランの手の上でスーッと宙に浮くと、球から小さなレンズが出てきた。
「え!」 マリアは声を上げて驚いた。
「それじゃあ、チェックいくぞ。まずはライト。」
勇児がそう言うと白球の一部が開き、ライトが点灯した。
「OK!」 アランが答える。
「オン。」「OK!」 「オフ。」 「OK!」 「オン。」「OK!」
白球はくるりと回ると、レンズをアランの顔に向けた。
「じゃあ、行ってくる。」
勇児がそう言うと、球は遺跡に空いた穴の中へと入っていった。
白球はライトで辺りを照らしながら遺跡の中に入ると遺跡の床から10cmほどの高さで停止し、小さな管を斜め上に伸ばした。
スーッという吸引音がした後、球は管を収納すると高度をあげる。
しばらくするとキャサリンの声が聞こえた。
「温度は20.5度。空気中の成分は…窒素。酸素。二酸化炭素。ネオン。ヘリウム。クリプトン。キセノン。水素。一酸化二窒素。メタン…。成分に問題なし。酸素の含有量23%オーバー。侵入に問題はないわね。」
キャサリンが話を終えると白球は動き出し、アランの元へと向かう。
アランは戻ってきた白球を右手でキャッチすると、もう一度ボタンを押した。
白球は先程の管をもう一度伸ばすと、シュッと音をたてて空気を吐き出した後、管を収納した。
アランは白球をアタッシュケースに戻す。
「収納完了。」
「次は黒を頼む。」
「りょーかい!」
アランがさっきと同じように黒球のボタンを押すと、黒球は先程の白球と同じように宙に浮いた。
勇児とアランが動作チェックを終えると、黒球は遺跡の穴へと入っていく。
黒球はライトを照らしながらしばらく遺跡の中を進むと、周りを撮影し始めた。
「思ったより損傷が少ないな。」
トレーラーの作戦室の中、パネルを動かしながらモニターに映る床や壁を見ながら勇児が言った。
「そうね。埃もそんなに溜まってないし、壁や床に亀裂もないわ。」
キャサリンも勇児と一緒にモニターを覗きこみながら言う。
「これは足跡ね。」
キャサリンはモニターに映る床を指差しながらいった。そこにはいくつかの足跡が写っていた。
「あぁ。間違いない。4人だな。しかも足跡の向きが一緒だ。まだ中にいるのは間違いないが、どんな状態やら…。」
勇児は呆れ顔だ。
「装備もなしで遺跡に入るなんて、何を考えているのかしら?信じられないわ。」
キャサリンも呆れ顔で言う。
「命と金を天秤にかけた結果がこれだ。おかげで俺達は見たくもないもんを見せられて、後片付けまでしなきゃならん。」
勇児はうんざりとした表情を浮かべた。
黒球は音もなく遺跡の壁に近づくと、壁の前で上下左右に動き出した後、壁から90度右を向いた。
「随分と幅のある場所だな、4mはあるぞ。それにかなり奥まで続いているようだ。」
モニターに映る映像を見ながら、真剣な顔で勇児は言った。
「後は傾斜の問題ね。見た感じ問題はなさそうだけど。」
遺跡の傾斜がきつ過ぎると遺跡発掘は困難となる。
遺跡の傾斜がきついと、遺跡に侵入した時に崩壊する場合があるからだ。
その場合は発掘を放棄し、遺跡を土で埋める場合もある。
状況によっては入口を広げたり、別に入口を作ったりして対処する場合もあるが、その判断は発掘隊の隊長がする。
これは隊員の安全保障の観点からくる対処であり、特に地下にある遺跡の場合は崩壊すると、逃げ場が無くなって生き埋めになる事があるためだ。
判断ミスが大事故に繋がる場合もあり、過去には100人単位の作業員が生き埋めになった事例もあるため、判断は慎重におこなわれる。
「そうだな。なんとか行けそうだ。ローはどう思う?」
勇児がローに問いかけると、ローはにべもなく答えた。
「俺が歩ければそれでいい。」
体重100kgを超えるローだ。心配する理由はよくわかる。
その頃、マリアとアランは遺跡の前で待っていた。
「さっきの球は何なんですか?」
マリアからの質問にアランが答えた。
「あれか?、最初の白いのは遺跡の中に酸素があるかとか、有害なガスが溜まってないかを調べるもんなんだ。で、黒いのは今、遺跡の中の様子を見てる。カメラってのが付いててな。そいつが映像を撮ってトレーラーに送ってるんだ。すげぇだろ?これもカメラだぜ?」
アランはそう言うと、耳の上のカメラを指でトントンと叩いた。
「カメラを叩かないでください!酔う!」
エリーの怒鳴り声がアランの耳にだけ響く。どうやらエリーはマリアとアランのカメラ画像を見ているようだ。
「わかったわかった。」
アランはそう言うとうんざりした顔を見せる。
正直な話、マリアは驚いていた。アストレイア王国にも通信機器はあるが、音声だけで映像はない。
凄い技術だなと思ったが、そんな素振りも見せずアランに質問をした。
「ところでおもちゃって何なんですか?」
「あぁ。こいつは昔あった文明じゃあ子供のおもちゃだったんだ。『フライングボール』だったかな?」
「子供のおもちゃ!!」
マリアは思わず大きな声をあげた。
『こんなに凄くて便利なものが子供のおもちゃ?昔の文明ってどれだけ凄かったの?この技術があればアストレイアも…。』マリアがそんな事を思っていると、アランが言った。
「正確にはおもちゃに他の技術を掛け合わせて、遺跡発掘隊の研究部が作ったらしい。」
「これってたくさん作れるんですか?」
マリアの質問にアランは首を横に振った。
「肝心な部品が人間の手では作れない位、細かい作りらしくてな。それが出来る機械がないらしい。それに部品を作る材料もない。まさに無い無い尽くしだな。」
「そうなんですか…。」 マリアは心底がっかりした。
一時間ほど経つと、黒球は戻ってきた。
「調査はひとまず終了だ。どうやら下にも遺跡が続いているみたいだ。長丁場になるかもしれん。とりあえず二人は帰ってこい。明日からの準備に入る。」
勇児からの通信を受けたアランは
「了解。すぐに戻ります。」
そう言って黒球をアタッシュケースにしまい込むと、マリアに声をかけた。
「どうやら最低でもBクラスの仕事みたいだな。初めてできついかもしれないけど、覚悟はしとけよ。」
「はい。」
マリアは力強く答えた。
・遺跡発掘条約・・・遺跡発掘条約とは遺跡発掘の際に交わされる条約であり、この条約が締結されていない限り遺跡発掘は実行されないため、国際連合に属する国は全て、条約を締結させている。
内容は様々な項目に分かれており、勇児がヘサームに確認した物以外には、現地における食料品や必要物資の調達の許可や、現地での狩猟許可、植物の採取許可などがある。また、発掘中の事故等によりけが人や死亡者が発生した場合、お見舞い金や弔問金の支払い義務もある。
基本的には遺跡発掘員の身を守る為のものが多い。
遺跡突入まであと少しです。
予想以上に進みが悪くて参ります。




