戦いの練習
僕たちはチームでモンスターと戦っていたけどこの後必ず起こる殺し合いのために今から対人の練習をしようとしていた。そしてその時彼女が言った。
「みんな、気がついている人もいると思うけど あのGMは私のお父さんです こんなデスゲームにみなさんを巻き込んでしまって本当にごめんなさい」
彼女はそういいながらとても綺麗に頭を下げて謝った
「「「笑笑笑笑笑笑」」」
「大丈夫だよ、工藤さん みんな気がついていたし 工藤さんの方こそ大丈夫?何も聞かされてなかったんでしょ?」
クラス1イケメンな〇〇君が零花に話しかけた。
「ありがとうございます 〇〇さん」
「いいよ いいよ 僕と工藤さんの仲じゃないか」
彼はそういいながら零花の肩に手を置き周りを見渡し、零花を自分の物だと主張しているように見えた
「あいつ、よく言うよな」
「ほんとほんと」
「優くんと零花ちゃんの方がお似合いなのにねー」
だが、彼はみんなから批判されて顔を赤くしながら帰っていった。
ま、彼の事は気に食わないけど 確かにその通りだかそれ以上零花に励ましの言葉を送る人はいなかった。
「じゃ、みんな一回休憩にする?それともこのまま対人の練習をする?」
「質問いいー?」
「あぁ」
「殺し合いってどこでもできるの?」
「さっき調べてみたけど殺し合いの内容はこうなっているんだ」
僕はそういいながらみんなに説明し始めた
ルール1
殺し合いは1日のうちにランダムで1回だけ開催される。時間は1時間
ルール2
殺し合いの時間、1時間の間以外の殺しは違反とする
ルール3
殺し合いの時間はランダムで決まる。そしてその時隣だった人もしくは半径50メートルのうちにいる人物と殺し合いになる。殺し合い時はランダムで場所が選ばれそこまで飛ばされる。
ルール4
殺していいのは1人まで!
ルール5
自分が持っているアイテムならなんだも使って良い。
ただし、3個以上は使用禁止
戦いの道具はアイテムに入らない。
ルール6
殺し合いをし、勝った方にはボーナスがある
そして二回殺し合いがあったとしたらどちらかで殺し合わないと死ぬことになる。なお、特定の場所では殺し合いを行わなくても良いとする。
ルール7
以上を守らぬ者は必ず死ぬ。
なお、このゲームは最後まで残っていた者もしくはこのゲームの謎を解いた者のみクリアとする。
誰かがクリアした時は着信が来るので楽しみにしているといい。、
っと書かれていた。
「って、まてよ?これじゃ 俺たち一緒にいたらやばくね?」
「あ、ほんとだ」
「いや、殺し合わなかったらいいんじゃね?」
「でも、二回ともクラスの誰かだと殺さないといけないことになるよ?」
そう、このゲームは絶対に誰かを殺さないといけないようになっている。
「じゃ、強くなるしかねーじゃん」
「そうだな」
「頑張るか」
この世界に、こんなにすんなりと適応するのはおかしくないか?って僕は思ったけど口に出さなかった。
「じゃ、ペア分けするからみんな並んで」
僕はそう言ってペア分けをしていく
お互いの悪い所が指摘し合えるようなペアを作ったのでみんな強くなれるとは思う。
そして僕は零花と組んだ。外野からひやかされたけど僕はあまり気にしない。
「よろしく」
「よろしくね!」
「うん」
「その、さっきはありがと」
「僕は何もしてないよ?」
「えっと………でも心配してくれてたよね?」
「まぁね」
「それが嬉しくて、」
「う、うん」
「あぁーー、もう!熱いよ顔」
彼女は真っ赤な顔を手で仰ぎながらそう言った。
「太陽がギラギラとしてるからね」
「そういうことじゃ。ないんだけどなー?」
そういいながら僕の目を覗き込んできた時は不覚にも目を見開くほど可愛いと思った。
「じゃ、零花始めようか」
「うん」
そう言って僕たちは対人戦を開始した。
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
僕はね
人を期待したことがあるんだ。
人に驚愕したことがあるんだ。
人をおこったことがあるんだ。
人をだましたことがあるんだ。
人を見下したことがあるんだ。
人をうらんだことがあるんだ。
人をめずらしいと思ったんだ。
人に責任をなすりつけたんだ。
人を軽蔑したことがあるんだ。
人に嫉妬したことがあるんだ。
人を傷つけたことがあるんだ。
人をいじめたことがあるんだ。
人を見縊ったことがあるんだ。
人を信じることを忘れたんだ。
人を緊張させたことがあるんだ。
人に恥をかかせようと思ったんだ。
人を好きになる気持ちを忘れたんだ。
だけど
人の愛おしさを教えてもらったんだ。
でも
僕は
人を殺してしまったことがあるんだ。