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ゴリラと謎の光、そして異世界転移、そして伝説へ……

稲荷竜先生が続きを書いてって言ったら青野海鳥先生が続きを書いて、更に続きを誰か書いてって言ってたので書かせて頂きました。



ゴリラと謎の光、そして異世界転移

一話め

http://ncode.syosetu.com/n6673ee/


ゴリラと謎の光、そして異世界転移、そして伝説へ

二話め

http://ncode.syosetu.com/n6710ee/

「シャルロット、フローレン、貴様らに聞きたい事があるのだが」


 あの光を見つければバナナは返ってくるのではないだろうか? そう思いつき我輩が二匹のゴリラに尋ねると茶色の毛並みの雌ゴリラ、シャルロットが先に答える。


「なんでしょうか?」

「妙な光を見かけなかっただろうか?」

「妙な光、ですか?」

「ああ、程々に明るい光なのだが」


 しかし、情報が少なすぎるのかシャルロットは申し訳なさそうに首を振る。


「すみません、わたしは見ていません」

「そうか、ではフローレンはどうだ?」


 薄いブラウンの毛並みの雌ゴリラも静かに首を横に振る。


「申し訳ないのですが私も」

「いや、なら良いのだ。我輩のバナナを奪った憎き光だったのでな、少し気になったのだ」

「バナナを奪った!? なんと卑劣な真似を! 我らゴリラにとってバナナとは生きる意味に等しいというのに!」

「そ、そうです! 酷すぎます!」


 フローレンとシャルロットも我輩と同じ気持ちを持ってくれたのかナックルウォークを止めて二人は激怒する。

 心の優しい雌ゴリラだと感心を覚える。


「二人とも落ちつけ、いずれ奪われたバナナは取り返す、今は縄張りに行くことが先決だろう?」

「それも……そうですね」

「神業のようなドラミング技術を持つ貴方様なら私如きの助力は必要ないかもしれませんがバナナを取り返す時は私も微力ながら力をお貸し致します」

「ああ、その時は力を貸して欲しい、奴は我輩のドラミングを持ってしても家から追い出す事が出来なかった強敵だ、群れを成せるならばそれに越した事はないだろう」

「ゴ、ゴンタ様のドラミングですら通用しないのですか!?」

「そ、そんな化け物から本当にバナナを取り返す事が出来るのでしょうか?」


 シャルロットは不安気に自分の毛を毟り始める。我輩はその手を取り毛を毟るのを止めさせる。


「安心するがいいシャルロット、我輩とてドラミングの技術を磨いている、タダで敗れてやるほど我輩は甘くはない」

「ゴンタ様」

「さあ、縄張りへ行こう、いつあの蜥蜴がまた来るとも知れない」


 何故か嫌な予感がするのだ、我輩の眠っていた野生がまるで警鐘を鳴らすように先へ進めと言って来るのだ。

 何か悪い事が起こらなければ良いのだが。




誰か続きを書いて下さい。

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