表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

知らないよ

作者: 白萩アキラ

テレビのリモコンがなくなったんだ

探したけど見つからなかったから放っておいたんだ

しばらくたったら姉が尖った口調で責めるようにリモコンはどこだと聞いてきたんだ

まるで僕が悪いみたいじゃないか


知らないよそんなの


買ってきた漫画を読んでいたんだ

それって何が面白いのって聞かれたんだ

まるで馬鹿にしているような言い方で腹が立ったんだきっと僕が上手く答えられないと見越してるんだ

理由なんて別にないよ


知らないよそんなの


僕に聞くなよ

知るわけないだろ

そんなことわざわざ聞くなよ

知るわけないだろ


知り合いの女子からメールが来たんだ

僕の友達のことが好きになったらしいんだ

どうしたら付き合えるのか聞かれたんだ告白したいから呼び出してくれないかって頼まれたんだ

自分で何とかしろよ


知らないよそんなの


電話が来て今日遊べるかって聞かれたんだ

疲れていたからそれとなく断ったんだ

そしたら何で駄目なんだって聞かれたんだ正直に言ってみればいいから来いよって言われるんだ

疲れてるんだよ分かってくれよ


知らないよそんなの


僕に聞くなよ

知るわけないだろ

そんなことわざわざ聞くなよ

知るわけないだろ


必要ないことは聞くなよ

答えにくいことは聞かないでよ

相手の立場を考えろよ

もっと相手のことを考えてよ


知らないよそんなの

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ