第8話 真夜中の騒動
つる草はただのつる草では、なかった!二人は、さてどうしたのやら
「どうするんだよ?落ちちゃったじゃないか。」
、
「知らないよ。なげるのが悪いんだろう。」
二人が言い争いをしているとチャリンチャリンと音がするので見てみると町の奥から白くてきれいな光が見えました。よく見ると光の中に白い翼のついた自転車にどっしりと座ったおばさんが乗っていました。
おばさんは、リドルたちの窓の前で止まるとヒョイっとつる草を取りました。
「あんたたち、せっかくこんないいつる草を持っているんだから、捨てるんじゃないわよ。持ってればきっと、いいことがおこるかもよ。」
口をポカーンっとあけた二人に、おばさんはつる草を渡すと、クスっと笑い自転車のベルをチャリンチャリンっと鳴らすと過ぎ去っていきました。
「なんだったんだろう。まあでも恐いけど、このつる草を使うしかないよな。
」
リドルは、決心してつる草を握った。そして、そんなリドルを見て、ストックはこわいながらも、リドルと一緒につる草を握りました。でも、やっぱり恐かったのか、二人とも手をパッと、放してしまいました。
「さあつる草は、そこにおいといて。作りたいものはもう、決まっているんだ
」
リドルは、本棚から古い本を取り出すと、ページをあけてストックに見せました。
「竹馬?」
ストックは見たこともないような乗り物に、ビックリしました。リドルは、ストックの身長よりすこし長めに木を切り、本をみながら不慣れな手つきで竹馬を作りました。
読んでいただきありがとうございますm(__)m まだまだ不慣れな私ですが、何かアドバイスがありましたら、どんどんおねがいします。