第10話 大騒動
竹馬ができた。二人は、いつもの麦畑で会う約束をする。そしてその朝、なにやら外が騒がしです・・・
時計の針が12時をさした頃、
「キャー」
っと大きな悲鳴が聞こえました。
「なんだ。」
びっくりして飛び起きました。
そして、窓を開けて外を見ると、竹馬がひとりでに歩いては倒れたちそして立ち上がりを繰り返していました。
リドルは、目をこすって見直すとストックが町中で竹馬を練習していました。
町は、
「キャーキャー」
っと悲鳴をあげているおばさんや竹馬を前に箒を構えているおじさんもいました。
ストックは、竹馬に集中していて町の人々に囲まれているのにきずいていませんでした。
「なにやってんだ。あいつ。」
リドルは、どうしたらよいのかわかりませんでした。
すると、下からドンドンっとドアをはげしく叩く音が聞こえてきました。
「おーい、ビングさん。」
お隣のティルおじさんです。
「そんな、叩かなくてもわかるよ。ドアが壊れちまう。」
ビングは、ドアを開けた。
「ビング、町にきてくれ変なものがおるんだ。」
それを聞いてビングは、ティルおじさんと一緒に家の裏の町に向かった。
そしてついたビングはその光景に呆然とした。
「ビングさん。おめえさん、さっきの悲鳴聞こえなかったのかい?」
ティルおじさんの問いかけのビングは、首をたてにふった。
それもそのはず、ビングは悲鳴が聞こえたと時、大いびきをかいて寝ていたのだ。
「こりゃあ、親父の本で見たな。たしか、竹馬だったかなぁ。」
ビングは、竹馬を見ながら考えた。
「その竹馬ちゅうのは、ひとりでに動くもんなのか?」
2人は、呆然としてしまった。
そうこうしているうちに、パジャマ姿のリドルが猛スピードで走ってきて竹馬を奪っていった。
おまたせしました。まだだつづきます。