第一話 イムル
突然、どこか遠くに行った様な気がする時は、ありませんか。
そう、あなたは、行ったのです。幻の世界、
「アームス」
へ。
アームスには、四つの国があります。
人間の住む
「イムル」
、幽霊が住む、
「モンク」
、天使の住む
「スズク」
、悪魔の住む
「ドーグル」
がある。
国と言っても小さな世界なので村の様なものです。
ただ、四つの国は、とても近いのに、人間には、他の国の人々を見ることができないのです。
たった一人の少年をのぞいては。ここは、イムル。
町の中心にある緑の屋根の家に少年は、父と二人で暮らしていました。
少年の名前は、
「リドル」
、ちょっとかわりものです。
ある日のことです。
リドルは、父のビングと農作業をしているとリドルが変なことを言いだしたのです。
「ねえ、父さん。イムルってさぁ人が少ないってみんな言うけど、多いよね。まあ、ほとんど足がないけどね。」
それを聞いてビングは、リドルにゴツンと大きな音をたててげんこつした。
「またおめえは、そっだらくだらないこというて、どうみたっていないべ。勉強しねぇから、そったら夢みたいなこというんだ。もっとおつむがよくなるように勉強しろ。」
そう言ってそそくさとビングは、家の中にはいっていきました。
リドルも、ジンジンふくれた、たんこぶを気にしながら頭をさすり、家の二階の自分の部屋へと帰りました。
初めて書いた連載小説です。みぐるしいところも、あるとおもいますがよろしくおねがいします。