第50話 夏祭りにて
高2の1学期は、研究と勉強、医学研究会の立ち上げと後輩の指導で、あっという間に過ぎていった。
中間、期末テストと、御影は安定して学年トップを維持。一方、七海は、部長としての責務、自分の研究、医学部受験の勉強、後輩の指導と忙しく、ギリギリ学年上位。なんとか、トップ20には入る程度と、順位を大きく後退させていた。
七海「別に、問題ないよ。意図して、こういう勉強の仕方をしてる。学校のテスト勉強は、最小限しかしたくない。もう、自分は受験生だって思ってる」
——自分の学ぶべきことは、自分で決める
6月末。
御影の提出した数理研究の論文が、アメリカの医学ジャーナルの査読を通過した。御影の論文が、信頼性の高い、正式な論文として、ジャーナルに掲載された。御影にとって、初めての査読付き論文となった。
『自己組織化と人体レジリエンス——指標設計と制御則の数理枠組み / Self-Organization and Human Resilience: A Mathematical Framework for Designing Indicators and Control Laws』(注)
アブストラクトを翻訳ソフトで翻訳すると、「本論文は、実験ではなく、数学的アプローチにより、自己組織化が人体のレジリエンスに与える条件を導く。反応拡散型PDEとネットワーク連成ODEから成る一般系を定め、レジリエンス指標としてスペクトルギャップ、ポテンシャル境界、空間相関長を評価する」と、出力された。意味が、わからない。
とにかく御影は、若干17歳にして、医学の発展に貢献した。
社会的にも、御影は、立派な研究者の一員である。
学期末の全校集会で、御影は、「文化活動優秀賞」をもらった。これは当然、医学研究会の実績でもある。この論文がきっかけで、医学研究会の活動は、地元新聞にも掲載された。
——自分の学ぶべきことは、自分で決める
七海は、御影の論文が医学ジャーナルに掲載されたことが、自分のこと以上に誇らしく感じられた。七海は、何度も「Ren Mikage」で論文検索し、その名前が検索にヒットする事実に、ニヤニヤする。
七海は、御影の論文の内容は、ほとんどわからない。でも、舞い上がるほどに嬉しい。
そうして何度も論文を「ながめている」うちに、論文のトップにある御影の名前には、「著者コメント(Author Note.)」が付いていることに気づいた。
Ren Mikage*(御影 蓮)
*Author Note. The author also publishes under the name “René van Egmond.”(著者は “René van Egmond” 名義でも、本論を公開する)
——蓮くん、オランダ語の名前も表記してる。オランダの誰かに、自分のこと、見つけてもらいたい?
◇
夢咲が、サッカー部のエース、長谷川 健太と付き合うことになった。女子のファンが多い長谷川が、ついに彼女を作ったというニュースは、校内の話題となった。
夢咲「美月、七海、ごめん。私の口から報告する前に、先に噂で知られちゃうなんて」
七海「いいよ、夢咲。夢咲が幸せになるんだったら、それでいい」
美月「おめでとう。長谷川、人望もあるし、いいやつっぽいね。カイオからも聞いてる」
夢咲「うん。なんか、私が初めての彼女なんだって。私が『お試しでも』って言ったら、『そんな失礼なこと、したくない』って言われて、なんか、この人なら一緒にいられるなって思ったの」
夢咲が、乙女モードになっている。かわいい。
夢咲「まだ、付き合い始めたばかりで、どうなるかわからない。でも、七海みたいに、私も、この関係を『運命』まかせたくないって思ったの。考えて行動して、長谷川くんのこと、もっと好きになりたい」
かわいい夢咲の姿をみて、七海は、少し不安になった。
その夜、七海は、自分の中に生まれた、この「不安」について、論文検索をしてみた。御影にも、夢咲と長谷川のことを話した。御影と一緒に、調べる。
御影「家族や親友グループのように、サイズが小さく、歴史(共通体験)があり、似た価値観で頻繁に相互作用している集団は、外からも内からも『ひとまとまり』と知覚される。『ひとまとまり』の強さは、排他性につながり、『新参者』に対する心理的抵抗を生みやすくする(※1)」
七海「なるほど。前にも排他性について、少しだけ調べたね」
御影「家族や親友グループは、不確実感を下げるために、『はっきりした規範をもつ集団』へ同一化し、規範を守ろうとする。そういう安定していたグループに『新参者』が入ると、『この人は私たちのやり方を崩さないか?』と、規範不確実性が立ち上がり、受け入れがたい感情や警戒が生まれる(※2)」
七海「私が感じた不安は、これだね。私は、私たちが築いてきた『安心できる関係』が、崩されちゃうんじゃないかって不安なんだ。なんて、情けない。この不安、そのままには、させない」
御影「黒い羊効果。結束の強い集団ほど、『自分たちらしさ』に合わない構成員をより厳しく評価しがち。参入直後の『新参者』は、特に『自分たちらしさ』から外れやすく、反発が起きやすい(※3)」
七海「要するに、『長谷川くんのこと、仲間はずれにしたい』っていう欲求が生まれるのね。だからこそ、それを自然任せにせず、考えて、なんとかしなくちゃだね」
御影「そうだね。俺たちは、そういうやり方をするって決めてる。自然任せにしない」
七海「でも、長谷川くんは、そういうやり方を嫌うかもしれない。だから、不安なんだ」
御影「長谷川くんは、俺たちのやり方に合わせる必要はないってことも、大事だよ。夢咲の彼氏だからって、俺たちとも仲良くしなくちゃいけないっていうのは、傲慢だし」
七海「そう……だね。それはそう。でも、仲良くなれたら、嬉しい」
◇
夏休み。医学研究会の活動は、学業優先。ユルく、参加者もまばら。
夢咲「あのさ」
美月「なに?」
夢咲「長谷川くんと、夏祭り行くことになった。でさ、私ら、ふたりきりだと、あまり話せない。助けて。特に、カイオがいると、長谷川くんも話しやすいはず。長谷川くんも、サッカー部の友だち、1人連れてくるみたい」
七海「夏祭り、蓮くんと私も、美香連れていく予定! 一緒しよう! 長谷川くんのこと、紹介して!」
美月「うん。いい機会だね」
アイスを食べながら聞いていた医学研究会の後輩たちも、興味を示す。
田崎「俺も、行きたいっす」
原口「私も、お邪魔じゃなければ、行きたいです。リア充っぽくて、ホカホカします」
◇
夏祭りの日。まだ、夏休みも始まったばかり。
参道に屋台が並び、赤い提灯が灯る。焼きとうもろこしの香り、お好み焼きの鉄板が油を弾く音。金魚すくいの水面が光を揺らし、射的のコルクが空気を切る。
神社前は鈴と太鼓が重なり、人が『詰まって』いる。賽銭の小銭が落ち、二礼二拍手一礼。浴衣の裾がすれ、下駄が石畳を叩く。団扇と夜風、少しの汗。
鳥居前は、待ち合わせスポット。しかし、身長の高い御影とカイオが目印となり、容易に集合できた。目印の役割を超えて、御影とカイオが、逆ナンされている。
逆ナンをはがす、浴衣姿の女子陣。七海、美香(七海妹)、夢咲(乙女モード)、美月、原口(後輩)。七海と夢咲(乙女モード)をみた逆ナン陣は、あきらめて、素直に退散する。
男子陣。浴衣姿は御影とカイオのみ。カジュアルな田崎(後輩)。長谷川と八尾 圭(サッカー部)は、サッカー部のジャージ姿。長谷川と八尾は、サッカー部の練習のあと、この場に駆けつけていた。
長谷川「みんな、ほとんど、初めまして……だよね。長谷川 健太です。今日は、俺たちに付き合ってくれて、ありがとう。みんなのこと、夢咲さんから聞いてます。これから、よろしくお願いします」
御影「初めまして。今日は、よろしく。元々、家族でくる予定だったから、気にしないで」
御影の「よろしく」の言葉の前に、「今日は」と付け加えられている。その微妙なことに、七海は気づく。
——まだ、嫌な距離感。陣取り合戦。男の子は、こういうところ、面倒だな
長谷川「御影くんと藤咲さんは、事実婚してるんですよね? すごいなって、尊敬します」
——夢咲! 事実婚のこと、長谷川くんに話しちゃったんだ。一応、秘密だったんだけどな。って、こういう「ルールからの逸脱」が、仲間はずれを正当化させるんだった! いかん、いかん。
八尾「なに? えー、七海ちゃん、事実婚してたかー。もうチャンスない? 俺、七海ちゃんのこと、1年の時から狙ってたんだけどなー。今日も、浴衣姿、超絶キレイだよね。グラビアアイドルみたい!」
美香「ねえね、この人、やだ」
長谷川「やめろよ、八尾。旦那様の前で、失礼だろ」
美月「まあまあ。君ら、ほんと、やめなよ。自己紹介、下手すぎでしょ」
とりあえず、神社へのお参りを済ませることにした一行。なんとなく、嫌な予感がした。そしてそれは、みんなが参列者の最後尾についたころ、始まった。
八尾「なに、君。オタクっぽいのに、結構イケメンなのね。生意気」
田崎「い、イケメンでは、ないです。オタクではありますけど……」
八尾「そっちの君は、このオタクくんの彼女? 彼女もかわいいね」
原口「違いますけど。でも、あなたには関係ないですよね? っていうか、先輩。そういうしゃべり方がイケてるとか、勘違いしてません? いきなりのウザ絡み、とても頭が悪い感じです。本当は、全然、女慣れしてないですよね? 中二みたい」
八尾「おまっ、なんだよ、その口のききかた」
すぐに、原口と八尾の間に割ってはいる長谷川。
長谷川「八尾。お前、帰れ。見損なった。そんなやつだと思ってなかった」
八尾「な、なんだよ、健太まで」
長谷川「この人たちは、俺の大事な人が、大事にしている人たちだ。その人たちを馬鹿にすることは、俺を馬鹿にするのと同じことだ」
——ああ、長谷川くんは、大丈夫だ。夢咲、よかったね
長谷川の鍛えられた筋肉が、Tシャツ越しに緊張しているのがわかる。長谷川は、本気で怒っている。それが、周囲に伝わる。
長谷川「八尾。サッカー部の仲間が馬鹿にされたら、どう思う? お前、サッカー部の後輩が、どこかの先輩ズラした痛いやつにウザ絡みされたら、どう思う? 俺たちだって、重度のサッカーオタクだろうが。オタクの何がいけないんだ?」
八尾「……ご、ごめん」
長谷川の迫力に押される八尾。
長谷川が緊張を解く。優しい、やわらかい声で
長谷川「謝るのは、俺にじゃないよな。ちゃんと、謝るべき人たちに謝るんだ。八尾、お前は、それができる人間だろ? お前のこと連れてきた俺に、恥かかすなよ」
少しの間。表情を青くして、急に土下座する八尾。
八尾「みなさん、ごめんなさい! 俺、後輩にポジション奪われて、レギュラー外れて……痛い奴になってました! 本当は、もっと練習して、レギュラーに戻りたいんですど……後輩、俺よりもずっと上手いんです。それで、なんか、こんな痛いことしちゃって……ごめんなさい! せっかくのお祭りで、雰囲気、こんなにしちゃって……ごめんなさい! 自分でも、恥ずかしいです……」
ズボンについた土も払わず、力無く立ち上がる八尾。周囲の参列者たちが、「何かしら?」「喧嘩?」と遠巻きに見ている。
八尾「俺、帰ります。みなさんで、夏祭り、楽しんでください」
御影「待てよ」
御影が、低くて強い声で、肩を落として帰ろうとする八尾を呼び止める。七海の背に、緊張が走る。
——蓮くん、どうか、冷静に! 私なら、大丈夫だから!
御影「世の中には受け取ってはいけない謝罪と、受け取らなくてはならない謝罪がある。まず、お前には、潔く自分の罪を認め、しっかりと謝罪できる勇気がある」
七海は、すぐに、御影が言いたことが理解できた。
すっかり安心して、参列者の方に向き直る七海。七海の美しい横顔をコントラストに、八尾の真っ青になった顔が際立つ。
——蓮くん、カッコいい! 喧嘩って、仲良くなるチャンスだったね、蓮くん!
御影「お前は、この程度のことで、公衆の面前で、しかも土下座して謝れるようなやつだ。そこまでするやつを許せないような人間は、俺の仲間にはいない。八尾、帰るな。まだ夏祭り、始まったばかりだろ?」
八尾「だ、旦那様……」
御影「そ、その呼び方はやめろ」
御影は、田崎と原口の方を向く。
御影「田崎くん、原口さん、いいかな? 勝手に許しちゃったけど」
田崎「大丈夫です。絡まれるの、なれてますし。絡んできて、こんなふうに謝ってもらったことないです。ある意味、八尾先輩の態度、感心してます」
原口「私は、すこしモヤモヤしますけど、まあいいですよ。このまま帰られても、返って、気分悪いですから。ほら、八尾先輩、ズボン、汚れてますよ」
八尾のズボンを叩いてやる原口と田崎。さすが、医学研究会の部員だ。フンス! となる七海。
今度は、長谷川が土下座する。
長谷川「みなさん、申し訳ありませんでした! こいつとは、俺、小学校からずっと同じチームで、サッカーしてきました。一緒にプロ目指して、サッカーばかりしてて、あんまり、友だち付き合いとかしてこなかったんです。だから、本当は嬉しいのに、ウザ絡みになっちゃって……でも八尾、いいやつなんです。八尾、レギュラー外れちゃって……それで、元気づけたいと思って、夏祭り誘ったら、こんなことになって……ごめんなさい!」
八尾は、長谷川の横で、また土下座する。
八尾「ごめんなさい!」
原口「あ、ズボン。せっかく私たちが綺麗にしてあげたのに。いい加減にせいや、八尾! ……先輩」
カイオ「もういいよ。こういうこともあるって。ほら、みんなで楽しもうよ。誰も悪くないって。『元気な男子高校生の初めまして』なんて、こんなもんでしょ? 八尾もほら、マジで、楽しもうよ!」
八尾「旦那様! 奥様のことからかってしまい、申し訳ございませんでした!」
御影「だから、旦那様っていうの、やめろ」
——さすが、みんな。この程度のトラブルなんて、トラブルにもならないんだ!
原口「八尾先輩。イキリたいとか、生意気だからウザ絡みしようとか、そういうの、誰にでも起こり得ます。だから、そういう変な感情が出てきたら、5秒以上、間を置くんです。冷静になれますから。論文(※4)、今度、差し上げますね。ほら、ふたりとも立ってください。こっちが、恥ずかしいですから」
長谷川のズボンについた土を払う夢咲(乙女モード)。原口と田崎に、また、ズボンを叩いてもらう八尾。八尾、客観的には情けない。でも、みんなはそう感じていない。
謝るべきことを、誠実に謝れる人。それが、八尾に対するみんなの評価に変わった。失敗は、誰にでもある。人間を分けるのは、失敗した後だ。
御影に懐く八尾。御影の舎弟のように、御影のことを慕い始めた。カイオを間にして、仲良くなる御影と長谷川。わちゃわちゃする男子陣をみて、なんだかうっとりする女子陣。
——ああ、みんな、誰かと仲良くなるのが上手い。嬉しい。でも……なんか、寂しい
無駄話をしつつ、みんなで笑う。神社の賽銭箱まで到着した一行。二礼二拍手一礼。願いは、内緒。
浴衣の袖を気にしながら、屋台の前を並んで歩く女子陣。みんなでたこ焼きを分け合い、ラムネの栓を飛ばして笑う。金魚すくいで競い、射的は外れ。
七海と御影、美月とカイオ、夢咲と長谷川。
それぞれの物語が、別々に、バラバラに進んでいく。
カップルたちの手は、人混みで離れては、また一緒になる。
美月が、初々しい夢咲と長谷川をからかう。
美月「夢咲、あんた、顔真っ赤だよ。もしかして、おふたりさん、手をつなぐの、初めて?」
夢咲「うるさい、美月! 美月はともかく、七海だって、真っ赤じゃん!」
——カッコいい蓮くん、みたからかな。なんか、いつもより、ドキドキする
小学1年生。ちょっぴり大人になった美香は、七海と御影に気をつかっている。美香は、原口に手をつながれて、八尾、田崎と一緒にいる。
八尾は、さっきまでとは別人のように素直。いつの間にか、美香とも仲良くなっていた。
美香「八尾くーん。あれ、買ってきて!」
八尾「かしこまり、です!」
みんなの、集合写真。
もう、5人だけの写真は、撮れないのかもしれない。でも、それでいい。それが、いい。
撮影を終えるころ。
——蓮くんに、聞かないと。タイミングが、きっと重要
七海「ねえ、蓮くん」
御影「なに?」
七海「オランダのお父さんに、会いたい?」
御影「……どうして?」
七海「蓮くんの論文、『著者コメント』があった。蓮くんのオランダ語名が、強調されてた。あれ、オランダの大切な誰かに向けて、意識して入れたんだよね?」
やや、間。
御影「親父のこと、恨んでた」
七海「うん」
御影「でも、俺は、自分でも驚くほど、幸せになった。そうして考えてみると、親父のこと、ずっと恨んでるの、なんか違うって思った」
七海「うん」
御影「両親の離婚は、嫌だった。でも俺は、それで七海と出会うことができた。今なら、親父の全てが悪かったわけじゃない、親父だけが悪かったわけじゃないって……そう思える」
七海「悪いところもあるんだろうけど、ただ悪い人じゃないんだよね?」
御影「うん。うっすらとだけど、親父との楽しい思い出も、あるんだ」
七海「『運命』任せにしない。関係性は『育てる』もの。許す、スキルって、きっと重要だよね」
御影「そうだね。七海のいう通り。許すスキル」
七海「この夏休み。一緒に、オランダ、行ってみない? 結婚の報告、したい」
御影は、少し考えて、
御影「行こうか。七海が一緒にいてくれるなら、どういう結果でも、向き合える気がする」
七海「結果として、傷ついたとしても、いい。私、蓮くんの過去、ルーツであるオランダのこと、もっと——」
花火。
闇を破って、花がひらく。遅れて胸に届く、低い音。
色が溶け、花の輪郭がほどけて、降りてくる。見上げた顔に、光の粉が触れ、みなの会話が止まる。
風が運ぶ焦げた匂い。子どもの歓声、大人の笑い声。
次の閃光が、夜の縫い目を明るく縫い直す。誰もが同じ方向を見ていることだけが、確かになる。
夏が始まった。
みんなが、笑っている。
「お前たち、つまらないことに、クヨクヨするなよ。空をみろ」
花火が、そう言っている。
【筆者注】この物語のために作られた、架空の論文です。検索しても、出てきません。出てきたりして?
お忙しい中、第50話までお読みいただけたこと、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
少しでも、読めるところがあったなら、是非とも☆評価をお願いしたいです。執筆の励みになると同時に、明日もまた頑張っていこうという気持ちになります。
さて。
いよいよ、御影が研究者として社会から認知されます。自分以外の誰かの幸せのために貢献した事実が、歴史に残ります。また、乙女モード夢咲についても、面白がってもらえたらと。
引き続き、よろしくお願い致します。
参考文献;
1. Lickel, B., Hamilton, D. L., & Sherman, S. J. (2000). Varieties of groups and the perception of group entitativity. Journal of Personality and Social Psychology, 78(2), 223–246.
2. Hogg, M. A. (2007). Uncertainty–Identity Theory. Advances in Experimental Social Psychology, 39, 69–126.
3. Marques, J. M., Yzerbyt, V. Y., & Leyens, J.-P. (1988). The “Black Sheep Effect”: Judgmental Extremity toward Ingroup Members. European Journal of Social Psychology, 18, 1–16 / 287–292.
4. McCurry, A. G., May, R. C., & Donaldson, D. I. (2024). Both partners’ negative emotion drives aggression during couples’ conflict. Communications Psychology, 2, 122.




